からもの‐の‐つかい【唐物の使】
平安時代、中国の船が北九州に来航したとき、貨物を検査したり、必要な物を買い入れたりするために朝廷から派遣された臨時の官。からものつかい。
から‐もも【唐桃】
1 アンズの別名。 2 桃の一品種。中国の原産。寿星桃(じゅせいとう)。江戸桃。
カリグラフィー【calligraphy】
1 欧文の文字を美しく書く技術。 2 主に抽象絵画で、文字を思わせる記号的形象。また、日本・中国の書に想を得た、筆勢による表現方法。 3 日本・中国における書道。
か‐りん【花梨/花櫚】
1 (「榠樝」とも書く)バラ科の落葉高木。高さ約8メートル。樹皮は緑色を帯びた褐色。葉は卵形。春、淡紅色の5弁花が咲く。実は卵円形で黄色に熟し、香りがあり、生食はできないが菓子の材料にし、また、...
かん【汗】
[常用漢字] [音]カン(漢) [訓]あせ 〈カン〉 1 あせ。あせをかく。「汗顔・汗牛充棟/発汗・流汗・冷汗」 2 中国の北方民族の首長の称。可汗。「成吉思汗(ジンギスかん)」 [補説]2は...
かん【漢】
中国古代の王朝。前202年、高祖劉邦(りゅうほう)が建国。長安を都とする前漢(西漢)と洛陽を都とする後漢(東漢)とに分かれる。両者の間に、王莽(おうもう)が建国した新による中断がある。22...
かん【漢】
[音]カン(呉)(漢) [学習漢字]3年 1 中国の川の名。「漢水」 2 古代中国の王朝名。「後漢(ごかん)・後漢(こうかん)」 3 中国・中国語・中国人の称。「漢語・漢詩・漢字・漢籍・漢文・漢...
かん【鑑】
古代中国の青銅器の一。春秋時代に盛行した。深鉢状をした大型のたらいの一種で、一対ないし二対の耳(じ)(取っ手)がつく。沐浴(もくよく)などに使用。
かん‐か【漢家】
漢方医。「これまで—の行われたうちは」〈魯文・安愚楽鍋〉
中国の漢の帝室。
中国。「—本朝これや初めならん」〈平家・一〉
かん‐がく【漢学】
1 日本で、中国の古典をもとに中国思想や詩文を研究する学問。国学・洋学に対していう。 2 中国で、漢代の訓詁学(くんこがく)、また、それに基づく清代の考証学をいう。