なかむら‐まさなお【中村正直】
[1832〜1891]幕末・明治の洋学者・教育家。江戸の生まれ。東大教授。号、敬宇。昌平坂学問所に学び、英国留学後、明六社の設立に参加し、啓蒙思想の普及につとめた。訳著「西国立志編」「自由之理」など。
なかむら‐まさのり【中村正䡄】
[1928〜2020]小説家。満州の生まれ。航空会社勤務により長い海外生活を経験し、それを生かした国際小説を執筆した。「元首の謀叛(ぼうはん)」で直木賞受賞。その後は勤務に専念したが、定年退職後...
なかむら‐みつお【中村光夫】
[1911〜1988]評論家・劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、木庭一郎。近代リアリズムの歴史をたどり、日本近代文学に対して鋭い批判を行った。評論「二葉亭論」「風俗小説論」、小説「わが性の白書...
なかむら‐むらお【中村武羅夫】
[1886〜1949]小説家・評論家。北海道の生まれ。小栗風葉に師事し、雑誌「新潮」の編集者として活躍。また、同人誌「不同調」を創刊。評論「誰だ?花園を荒す者は!」、小説「地霊」など。
なかむら‐や【中村屋】
歌舞伎俳優の屋号。17世以後の中村勘三郎、およびその一門が用いる。
なかむら‐ゆうじろう【中村雄二郎】
[1925〜2017]哲学者。東京の生まれ。明大教授。フランス哲学を基盤に、宗教・言語・文化などさまざまな分野を幅広く論じた。哲学入門書も多く手がけ、昭和59年(1984)刊行の「術語集」がベス...
なかや‐うきちろう【中谷宇吉郎】
[1900〜1962]物理学者・随筆家。石川の生まれ。北大教授。寺田寅彦に師事。雪の結晶を研究し、人工雪の製作に成功。雪氷学を開拓。著「雪の研究」「冬の華」など。
なか‐やしき【中屋敷】
江戸時代、大名などが上屋敷(かみやしき)の控えとして設けた屋敷。→上屋敷 →下屋敷
なか‐やすみ【中休み】
[名](スル) 1 仕事などの途中で一時休むこと。また、その休み。「ここらで—しよう」 2 劇場での幕間(まくあい)の休み。
なかや‐ダイヤグラム【中谷ダイヤグラム】
雪の結晶の形状と、気温および水蒸気量(過飽和度)の関係を図に表したもの。昭和11年(1936)、中谷宇吉郎が世界で初めて人工雪をつくることに成功し、関係図としてまとめた。