シェーグレン‐しょうこうぐん【シェーグレン症候群】
涙腺・唾液腺(だえきせん)の分泌低下を主症状とする病気。膠原(こうげん)病や慢性関節リウマチの合併していることが多い。スウェーデンの眼科医シェーグレン(H.S.C.Sjögren)が報告。
ジカ‐ウイルス【Zika virus】
フラビウイルス属のウイルスの一つ。1947年にウガンダのジカ森林でアカゲザルから初めて分離された。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカを媒介して人に感染し、軽度の発熱や頭痛などを主症状とす...
じ‐へい【自閉】
統合失調症の主症状の一。現実または外界から遠ざかり、対人交渉を極力避け、願望や苦悩を抱いたまま、自己の内界に閉じ込もる状態。
たはつせい‐こつずいしゅ【多発性骨髄腫】
血液細胞の一つである形質細胞の癌(がん)。免疫グロブリンをつくる形質細胞が癌化すると、異常な抗体が大量に産生され、正常な抗体が著しく減少する。このため免疫機能が低下し、骨髄の造血機能が阻害される...
ちつ‐えん【膣炎】
膣の炎症。帯下(たいげ)の増加が主症状で、カンジダ・トリコモナス・淋菌(りんきん)や大腸菌などの感染によることが多い。
ハント‐しょうこうぐん【ハント症候群】
耳にできる帯状疱疹(たいじょうほうしん)を主症状とする病気。米国の神経科医ラムゼー=ハント(Ramsay Hunt)が報告。ラムゼーハント症候群。耳ヘルペス。
バセドー‐びょう【バセドー病】
甲状腺の機能の亢進(こうしん)による、甲状腺の腫(は)れ、頻脈、眼球突出を主症状とする病気。自己免疫疾患と考えられている。20〜30歳代の女性に多い。報告者の医師バセドーにちなむ命名。バセドーよ...
バーンアウト‐シンドローム【burnout syndrome】
燃えつき症候群。つらい仕事に起因するストレスのために心身のエネルギーが尽き果ててしまった状態。心的疲労感・空虚感・自己嫌悪・作業能力の低下などが主症状。米国の精神分析医H=フロイデンバーガーによ...
フリードライヒ‐しっちょうしょう【フリードライヒ失調症】
脊髄に病変があり、高度の運動失調を主症状とする遺伝性の病気。10〜20歳代に発病することが多い。脊髄小脳変性症(指定難病)の一型。ドイツの神経病学者フリードライヒ(N.Friedreich)が報告。
ベーチェット‐びょう【ベーチェット病】
アフタ性口内炎・陰部潰瘍(かいよう)・虹彩炎などを主症状とし、発疹(はっしん)・発熱・関節痛などもみられる原因不明の病気。再発を繰り返し、ついには失明することが多い。指定難病の一つ。1937年に...