らん‐ぎん【乱吟】
連歌や俳諧の会席で、順番を決めずに、各自の句ができしだい付けること。
らん‐くつ【濫掘/乱掘】
[名](スル)地下資源などを、計画も立てずむやみに掘ること。また、略奪のために埋蔵物を掘り起こすこと。「石炭を—する」「—された古墳」
らん‐ぐい【乱杭/乱杙】
1 地上や水底に数多く不規則に打ち込んだくい。昔、それに縄を張り巡らして、通行や敵の攻撃の妨げとした。 2 治水・護岸などのために、河岸や海岸の近くに乱立させてある杭。
らんぐい‐ば【乱杭歯】
ひどくふぞろいに生えている歯。歯並びの特に悪い歯。
らん‐ぐん【乱軍】
敵・味方が入り乱れて戦うこと。乱戦。「迚(とて)もあの様な—の中では無疵であろう者はおじゃらぬ」〈美妙・武蔵野〉
らん‐げき【乱撃】
[名](スル)入り乱れて撃ちあうこと。また、むちゃくちゃに攻撃・射撃すること。「—戦」「我公使館を—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
らん‐こう【乱交】
[名](スル)何人かが集まって、それぞれ不特定の相手と性交すること。「—パーティー」
らん‐こう【乱行/濫行】
「らんぎょう(乱行)」に同じ。
らん‐こうげ【乱高下】
[名](スル)相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと。
らん‐こん【乱婚】
婚姻制度の原初的形態として、社会進化論者によって想定された仮説。禁忌のない自由な性生活が行われたとして唱えられたもの。