うば【乳母】
母親に代わって乳児に乳を飲ませたりして、養育する女。おんば。めのと。
うば‐ぐるま【乳母車】
乳幼児を乗せて押して歩く四輪の手押し車。
おんば【乳母】
《「おうば」の音変化》うば。めのと。
おんば‐ひがさ【乳母日傘】
幼児に、乳母をつけたり、強い日に当たらぬように傘を差しかけたりすること。子供が大事に育てられることにいう。 [補説]この句の場合、「乳母」を「うば」と読むのは誤り。
おんば‐ひからかさ【乳母日傘】
「おんばひがさ」に同じ。「—にて長(ひととなり)」〈洒・通言総籬〉
ち【乳】
1 ちち。乳汁(にゅうじゅう)。「—兄弟」「添え—」「みどり子の—乞ふがごとく」〈万・四一二二〉 2 《形が乳首に似ているところから》羽織・幕・旗などにつけた、ひもやさおを通すための小さな輪。「...
ち‐うし【乳牛】
《「ちうじ」とも》乳をとる雌牛。ちちうし。にゅうぎゅう。〈和名抄〉
ち‐おも【乳母】
うば。めのと。ちも。「婦人(をみな)を取りて—湯母(ゆおも)及び飯嚼(いひかみ)湯坐(ゆゑひと)とし給ふ」〈神代紀・下〉
ち‐おや【乳親】
1 母親の代わりに乳を飲ませて子を育てる女。うば。めのと。 2 実母より先に新生児に乳を飲ませて仮の親子関係を結んだ人。乳飲み親。乳代(ちしろ)。乳付け親。
ち‐かなもの【乳金物】
門扉の釘隠しとして打つ乳房形の金物。饅頭(まんじゅう)金物。ちちかなもの。