げん‐こう【元寇】
文永11年(1274)と弘安4年(1281)に、元のフビライの軍が日本に攻めてきた事変。蒙古来(もうこらい)。蒙古襲来。→文永の役 →弘安の役
こうにち‐うんどう【抗日運動】
日本の帝国主義的侵略に対する中国人民の抵抗運動。日露戦争後の日本の進出拡大に対する排日運動が、満州事変を機に抗日運動に転化し、1937年には抗日民族統一戦線が結成された。
こうみんか‐きょういく【皇民化教育】
主として満州事変から太平洋戦争までの戦時中に、日本が朝鮮・台湾などの占領地や沖縄において行った日本文化への強制的な同化教育。日本語の常用、神社の建設や参拝、日の丸の掲揚、君が代の斉唱など。
こうみんか‐せいさく【皇民化政策】
主として満州事変から太平洋戦争までの戦時中に、日本が朝鮮・台湾などの占領地や沖縄において行った強制的な日本化政策。現地の住民を教化して戦時動員体制に組み込むことを主目的とし、創氏改名や一連の皇民...
こくさく‐がいしゃ【国策会社】
主に満州事変後、第二次大戦終了までに、国策を推進するため、政府の援助・指導によって設立された半官半民の会社。
こくしょく‐けつがん【黒色頁岩】
有機炭素に富む頁岩。海水中の酸素が欠乏し、大量の有機物が分解せずに堆積して形成されたと考えられる。きめが細かく、生物遺骸が分解されてないため、軟体部も含め、非常に保存状態のよい化石が見つかる。→...
こくりょう‐し【告陵使】
国家的な大礼・事変などに際し、山陵に奉告・奉幣する勅使。山陵使。こうりょうし。
さくら‐かい【桜会】
昭和5年(1930)橋本欣五郎・根本博らの陸軍中堅将校によって結成された、満州問題解決とそのための国家改造を行動目的とする団体。満州事変の前後、三月事件・十月事件を企てた。
シャンハイ‐じへん【上海事変】
昭和7年(1932)1月、満州事変から世界の目をそらすため、日本の軍部が上海で起こした日中両軍の衝突事件。中国軍の頑強な抵抗にあい、5月に停戦協定締結。
しょう‐しゅう【召集】
[名](スル) 1 呼び出して集めること。「非番の医師を—する」 2 国会の会期を開始させる行為。国会議員に対して、一定の期日に各議院に集会することを命ずること。天皇の国事行為として内閣の助言と...