しょうど‐がいこう【焦土外交】
敵の攻撃を受けて国が焦土と化しても、あくまで国策を遂行するという外交。満州事変当時に、内田康哉外相が帝国議会で述べた語に基づく。
しょう‐へん【小変】
1 わずかな変化。 2 ちょっとした事件。小さな事変。
しん‐かんりょう【新官僚】
満州事変後に台頭してきた親軍的、右翼革新的官僚勢力。内務官僚出身者が軸となった。
しんこう‐ざいばつ【新興財閥】
三井・三菱などの明治以来の旧財閥に対し、満州事変前後から軍部と結んで台頭してきた財閥。日産・日窒・森・日曹・理研などの各コンツェルン。
しんよう【瀋陽】
中国遼寧(りょうねい)省の省都。東北地区の政治・経済・文化の中心地。重工業が盛ん。1625年から清(後金)の都。のち、盛京と改称。1644年からは奉天とよばれた。日露戦争会戦地。郊外の柳条湖は満...
じゅうがつ‐じけん【十月事件】
昭和6年(1931)10月、満州事変に呼応して桜会の幹部将校橋本欣五郎や民間右翼の大川周明らが企てたクーデター未遂事件。
じゅうごねん‐せんそう【十五年戦争】
昭和6年(1931)から昭和20年(1945)まで足かけ15年間にわたる日本の対外戦争の称。満州事変・日中戦争・太平洋戦争は、相互に密接、不可分な、ひとつづきの戦争であるという認識から生まれた呼称。
ぜんたいへいき【前太平記】
通俗史書。40巻・目録1巻。藤元元作。天和元年(1681)ごろの成立。平安中期から後期にかけての事変・合戦を、清和源氏7代の人々との関係を中心に記述。歌舞伎の時代背景となる世界の一として盛んに用...
そう‐らん【騒乱】
事変が起こって、社会の秩序が混乱すること。また、そのような事変。騒擾(そうじょう)。
たい‐らん【大乱】
大いに乱れること。戦乱や事変などで世の中が非常に乱れること。「応仁の—」