明鏡(めいきょう)は形(かたち)を照(て)らす所以(ゆえん)故事(こじ)は今(いま)を知(し)る所以(ゆえん)
《「呉志」呉主五子伝・孫奮から》曇りのない鏡は形を映し、歴史上の事実は今を映し出す手がかりとなる。
めい‐しょう【明証】
[名](スル) 1 はっきり証明すること。また、はっきりした証拠。「事実を—する」 2 哲学で、いかなる人もその真理性を絶対に疑いえないような認識のもつ直接的確実性。直証。
めいめい‐はくはく【明明白白】
《「明白」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》 [名・形動]はっきりしていて、少しの疑いもないこと。また、そのさま。「—な論理」
[ト・タル][文][形動タリ]
に同じ。「—たる事実」
めい‐もう【迷妄】
道理がわからず、事実でないことを事実だと思い込むこと。「—を破る」
めいよ‐きそん【名誉毀損】
公然と事実を指摘して人の名誉すなわち社会的評価を傷つけること。
めいろく‐しゃ【明六社】
日本最初の学術団体。明治6年(1873)森有礼(もりありのり)が、福沢諭吉・加藤弘之・中村正直・西周(にしあまね)らと結成。機関誌「明六雑誌」を発行、開化期の啓蒙に指導的役割を果たしたが、明治8...
メディチ‐け【メディチ家】
《Medici》ルネサンス期のフィレンツェの名家。14世紀に東方貿易と金融業で富をなして台頭。15世紀にはコジモがフィレンツェの事実上の支配者となり、その孫ロレンツォはフィレンツェへの富の集中と...
目(め)を掩(おお)うて雀(すずめ)を捕(と)らう
《「後漢書」何進伝から》雀が逃げることを恐れ、自分の目を隠して雀を捕らえようとする。事実を直視しないこと、つまらぬ小手先の策を用いることのたとえ。
めん‐せき【面責】
[名](スル)面と向かって責めること。面詰(めんきつ)。「—した上、女の口から事実を白状させて」〈荷風・つゆのあとさき〉
もう‐そう【妄想】
[名](スル)《古くは「もうぞう」とも》 1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「—にふける」「愛されていないと—してひとりで苦しむ」 2 仏語。とらわれの心によって、真実でない...