じんい‐とうた【人為淘汰】
動植物の個体群の中から、人間の役に立つ形質をもつ個体を選んで交配し、その形質を一定の方向に変化させること。家畜や作物の品種改良に用いられる。人為選択。→自然淘汰
じんこう‐こうざつ【人工交雑】
品種改良などを目的とし、異なる動植物の種を人為的に交配をさせること。⇔自然交雑。
じんこう‐こうはい【人工交配】
品種改良などを目的とし、人為的に動植物の交配をすること。⇔自然交配。
せいしょく‐かくり【生殖隔離】
本来、交配可能な二つの種の間で、地理的・生理学的・行動生物学的な要因により交配が起こらない状態。または交配が起こりにくい、もしくは起こったとしても生殖能力を有する雑種が生じない仕組みをさす。生殖...
せんせい‐いでん【潜性遺伝】
対立形質の遺伝子をホモ接合体としてもつ両親を交配させたとき、雑種第一代にはその形質が現れず、雑種間の交配による雑種第二代において、遺伝子がホモ接合体となった場合に、その形質が現れる遺伝様式。⇔顕...
ソルダム【soldum】
スモモの一品種。ニホンスモモとセイヨウスモモの交配種。日本のスモモの主要品種の一。果皮は緑色で、果肉は赤く甘酸っぱい。
たじま‐うし【但馬牛】
但馬地方で古くから役肉兼用として飼養されてきた和牛。現在では、兵庫県が管理する種雄牛のみを交配に用い、同県内で生まれ、育成された黒毛和牛をいう。筋線維が細かく、上質の霜降り肉を産し、神戸ビーフ・...
たね‐つけ【種付け】
[名](スル)家畜の繁殖や品種改良のために、優良種の雄を雌に交配させること。「春に—した牛」
タンゴール【tangor】
柑橘(かんきつ)類の交雑種の一分類。ミカン類とスイートオレンジ類の自然交配または人工交配による。清見や桶柑など。
つる‐うし【蔓牛】
中国地方で改良された優良な系統の和牛の呼称。江戸時代末期から近親交配による系統の維持・固定が行われ、資質・発育・繁殖などで優れた特性をもつ系統が蔓(つる)と呼ばれた。