アドボカシー‐マーケティング【advocacy marketing】
短期的な利益にとらわれず、顧客の利益を優先することで、結果的に顧客の信頼の獲得を目指すマーケティング手法。自社ではなく顧客の立場を優先し、長期的な人間関係を築くことを重視する。
アナムネーシス【(ギリシャ)anamnēsis】
《想起の意》プラトンの説く真理認識に至る過程。人間の魂は、肉体に宿る前に天界で眺めていたイデアを想起することによって真理を認識するというもの。想起説。
アナール‐がくは【アナール学派】
《(フランス)École des Annales》現代フランスの歴史学の主流をなす学派。1929年、ブロックとフェーブルの二人が創刊した「社会経済史年報(Annales d'histoire é...
アニサキス【(ラテン)Anisakis】
回虫目アニサキス科の線虫。クジラ類の胃に寄生し、体長5〜8センチメートル。第1中間宿主はオキアミ類、第2中間宿主は魚・イカなどで、これを刺身などで生食した人間の胃壁などに侵入し激痛を起こすことが...
あのくだっ‐ち【阿耨達池】
《(梵)Anavataptaの音写。清涼・無熱悩と訳す》ヒマラヤの北にあるという想像上の池。岸は金・銀など四宝よりなり、阿耨達竜王が住み、四方に河が流れ出して、人間のいる贍部洲(せんぶしゅう)を...
アパテイア【(ギリシャ)apatheia】
《パトスのない、の意》人間が情念や欲情に支配されないで超然として生きる状態。ストア学派は、この境地を生活の理想とし、哲学的訓練の目標とした。アパシー。→パトス
アフェクティブ‐コンピューティング【affective computing】
人工知能で人間の感情や感性を扱うコンピューター技術。人間の表情・話し声・身振りを、ディープラーニングなどによって分析する手法が知られる。1997年に米国のR=ピカードが提唱した概念に基づく。感情...
アフォーダンス【affordance】
認知心理学における、環境が人間をはじめとする動物に対して与えている価値や意味。環境のさまざまな要素が動物に影響を与え、動物はその環境に適合した行動をとることをさす。米国の心理学者J=J=ギブソン...
アモーダル‐ほかん【アモーダル補完】
対象物の一部が隠れて見えないとき、欠けた部分を脳内で補完して全体像を認識すること。人間をはじめ、脊椎動物全般が有する視覚機能として知られる。
あらひと‐がみ【現人神/荒人神】
1 《この世に人間の姿をして現れた神の意から》天皇の称。あきつかみ。あきつみかみ。 2 随時、姿を現して、霊験あらたかな神。特に住吉や北野の神などをいう。