しり‐こた・う【尻答ふ】
[動ハ下二]矢が命中したような感じがする。「二人ながら一度に射たりければ、箭の—・ふと聞きけるままに」〈今昔・二七・三七〉
しん‐がく【新学】
1 新しい学問。 2 学びはじめ。初学。 3 仏教を学びはじめること。また、その人。「—の五百の御弟子等を語らひて」〈今昔・一・一〇〉
しん‐とう【神道】
《「しんどう」とも》 1 日本民族古来の神観念に基づく宗教的態度。自然崇拝・アニミズムなどを特徴とする。後世、仏教・儒教・道教などの影響を受けた。神社を中心とする神社神道をはじめ、教派神道・民俗...
じ‐かろ【地火炉】
泥を塗り固めて作った炉。囲炉裏(いろり)。「一間(ひとま)は昼ゐる所なめり。—など塗りたり」〈今昔・一二・三四〉
じき【食】
たべもの。食物。「諸(もろもろ)の鬼は人の—を盗みて食(くら)ふを役とす」〈今昔・九・三六〉
じき‐もつ【食物】
たべもの。食事。しょくもつ。「浄(きよ)き—を調(ととの)へて僧に食はすれば」〈今昔・一五・二八〉
じ‐たん【自嘆/自歎】
《「じだん」とも》自分で自分のことをほめること。自賛。「和歌よむ事を自らも常に—し給ひけり」〈今昔・二四・三三〉
じゃく・す【着す】
[動サ変]執着する。「その愛欲に—・して仏法をも信せず」〈今昔・一・一八〉
じゅう‐るい【従類】
一族・家来の総称。眷属(けんぞく)。「—どもの家など一々に焼き払ひつ」〈今昔・二五・一〉
じゅん【巡】
[名]「巡爵(じゅんしゃく)」に同じ。「蔵人の—に参河(みかは)の守(かみ)に任ず」〈今昔・一九・二〉
[接尾]助数詞。ひとまわりした回数を表すのに用いる。「打席が一—する」