こ‐うちぎ【小袿】
《古くは「こうちき」》平安時代以降用いられた高位の宮廷女性の上着。準正装として重袿(かさねうちき)の上に着る。普通の袿よりも身丈が短い。
こうち‐じょう【高知城】
高知市にある城。関ヶ原の戦い後、土佐藩主山内一豊が築城し、慶長8年(1603)本丸完成。その後焼失し、延享4年(1747)以降再建。
こうとう‐ほういん【高等法院】
14世紀以降整備され、フランス革命で廃止された、フランス王国の最高司法機関。パリのほか諸地方に置かれた。最高法院。
こうねい【江寧】
中国晋代に、現在の江蘇省江寧県の西南に置かれた県。隋代に南京に移され、宋・明以降は府となった。
こうや‐さんかた【高野三方】
平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)・聖方(ひじりかた)となっていたが、明治以降は廃止、統合された。
こうやのよびごえ【荒野の呼び声】
《原題The Call of the Wild》ロンドンの長編小説。1903年刊。ペットとして飼われていた犬が、さらわれてそり犬になり、やがて野性にかえっていく姿を描く。1908年のD=W=グリ...
こうや‐ばん【高野版】
高野山で開板された仏典の総称。狭義には、鎌倉以降に真言宗一門で一定の板型で開板されたものをさす。
こうらい‐ぢゃわん【高麗茶碗】
朝鮮から渡来して、桃山時代以降、茶人に抹茶茶碗として珍重された陶磁器の総称。主として李朝初期から中期にかけて焼かれたもので、井戸茶碗・三島手(みしまで)などがある。
こうりょう【江陵】
大韓民国北東部、日本海に面する都市。新羅(しらぎ)以降の遺跡が多い。カンヌン。
中国湖北省中南部の都市。古くから軍事・交通の要衝として発展した。チアンリン。
こうろぜん‐の‐ごほう【黄櫨染御袍】
袍(ほう)のうち黄櫨染(こうろぜん)のもの。弘仁11年(820)に天皇の御服と定められ、明治以降は即位の礼の際にも身につけられる。