あお‐むけ【仰向け】
あおむけること。また、その状態。あおのけ。あおむき。「病人を—に寝かせる」⇔俯(うつむ)け。
あお‐む・ける【仰向ける】
[動カ下一][文]あふむ・く[カ下二]顔や物の表面を上に向ける。あおのける。「顔を—・ける」⇔俯(うつむ)ける。
おおぎ‐あきら【仰木彬】
[1935〜2005]プロ野球選手・監督。福岡の生まれ。昭和29年(1954)西鉄(西武の前身)に入団、3連覇の原動力となる。引退後は近鉄・オリックスの監督を務める。イチローを育て上げ、「仰木マ...
おお・す【仰す】
[動サ下二]《「負(おお)す」と同語源。相手に言葉を負わせるというところから》 1 上位者から下位者に命じる。言いつける。「急ぎ参るべき由言へと—・せよ」〈源・夕顔〉 2 命令する上位者への敬意...
おおせ【仰せ】
《動詞「おお(仰)す」の連用形から》 1 目上の人からの「言いつけ」「命令」の尊敬語。お言いつけ。ご命令。「—の通りに従う」 2 おっしゃること。お言葉。「—のとおりです」
おおせ‐あわ・す【仰せ合はす】
[動サ下二]「言い合わせる」の尊敬語。ご相談になる。「上皇もこの大臣を深く御頼みありて、—・せらるる事懇(ねんごろ)なり」〈古活字本保元・上〉 [動サ四]に同じ。「ソノ夜ノ酒宴ニ、コノ謀叛...
おおせ‐いだ・す【仰せ出だす】
[動サ四]「言い出す」の尊敬語。言葉にお出しになる。また、お命じになる。「この事いかんあるべきと—・されければ」〈太平記・二〉
おおせ‐か・く【仰せ掛く】
[動カ下二]上位の者が下位の者に言葉をかける。命令する。また、その意の尊敬語。「ゆるし給ふよし—・けて帰りぬれば」〈宇治拾遺・一〇〉
おおせ‐がき【仰せ書き】
貴人の言葉を書き記すこと。また、その文書。仰せ文。「人づての—にはあらぬなめりと、胸つぶれて、とく開けたれば、紙にはものも書かせ給はず」〈枕・一四三〉
おおせ‐き・ける【仰せ聞ける】
[動カ下一]《「聞ける」は「聞かせる」の意》「言い聞かせる」の尊敬語。言ってお聞かせになる。「御生国はいづくいづくの御方ぞ、—・けられよ」〈浄・万年草〉