にたり‐がき【似たり柿】
カキの一品種。御所柿(ごしょがき)に似るが、甘味が少ない。
にたり‐くじら【似鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長約13メートル。赤道域から冷帯境界域の暖水域に分布。1940年代末に識別されるまでイワシクジラと同種として扱われていたが、腹部の畝(うね)が長く、ナガスクジラに似...
にたり‐よったり【似たり寄ったり】
[名・形動]互いに優劣・差異などがほとんどないこと。また、そのさま。大同小異。どっこいどっこい。「—な(の)出来ばえ」
に‐つかわし・い【似付かわしい】
[形][文]につかは・し[シク]《動詞「につく」の形容詞化》いかにもふさわしい。似合わしい。「子供に—・い遊び」 [派生]につかわしげ[形動]につかわしさ[名]
に‐つ・く【似付く】
[動カ五(四)] 1 よく似ている。「似ても—・かない」 2 よく似合う。よく調和する。「深刻づらは君に—・かない」
につこ‐らし・い【似つこらしい】
[形][文]につこら・し[シク] 1 似つかわしい。ふさわしい。「年頃といい、家柄といい、恰(ちょう)ど—・い夫婦故」〈嵯峨の屋・初恋〉 2 よく似ている。あまりに似ていて紛らわしい。「書きし字...
似(に)て非(ひ)◦なり
《「孟子」尽心下から》ちょっと見たかぎりでは似ているが、実際は全く違う。「慎重と臆病とは—◦なるものである」
似(に)ても似付(につ)か◦ない
まったく似ていない。「想像とは—◦ない光景」
に‐な・し【二無し/似無し】
[形ク]比べるものがない。二つとない。この上もない。「をとこ…いと—・き人を思ひかけたりけり」〈伊勢・九三〉
に‐ぼく【二木/似卜】
江戸前期、京都で酌婦と娼婦とを兼ねた茶屋女。「胡桃(くるみ)屋の—がやりくりを見習ひ」〈浮・一代女・五〉