ぼう‐けい【傍系】
1 親族関係で、直系に対して、共同の始祖を通じてつながる系統。⇔直系。 2 直系から分かれ出た系統。「—の販売会社」⇔直系。 3 主流からはずれている系統のもの。「—の作家」
ぼう‐めい【亡命】
[名](スル)《「命」は名籍の意》 1 政治的弾圧や思想の相違、宗教・人種的な理由による迫害を避けるために自国から外国へ逃れること。「反体制作家が隣国に—する」 2 戸籍を抜けて姿をくらますこと。
ぼくとうきだん【濹東綺譚】
永井荷風の小説。昭和12年(1937)発表。作家の「わたくし」こと大江匡(おおえただす)と玉の井の娼婦お雪との交情を淡々と描く。
ボツェック【(ドイツ)Wozzeck】
《「ウォツェック」とも》ベルク作曲のドイツ語によるオペラ。全3幕。1925年にベルリンで初演。作曲者自身による台本はドイツの劇作家ビュヒナーによる未完の戯曲「ウォイツェック」に基づく。無調音楽を...
ボバリスム【(フランス)bovarysme】
《「ボバリズム」とも》フランスの作家フロベールの小説「ボバリー夫人」の主人公のように、現実と夢との不釣り合いから幻影を抱く精神状態。
ぼん‐しょう【凡小】
[名・形動]平凡で器量の小さいこと。また、そのさま。「—な(の)作家」
ポピュラー【popular】
[名・形動] 1 一般によく知られていること。人気のあること。また、そのさま。「—な雑誌」「—な作家」 2 ありふれていること。また、そのさま。「犬では—な病気」 3 「ポピュラーソング」または...
ポートノイのふまん【ポートノイの不満】
《Portnoy's Complaint》米国の作家、フィリップ=ロスの小説。1969年刊行。一人称の語りにより、ニューヨークに住むユダヤ人青年の、母親との屈折した関係などを描きベストセラーとなった。
マカレンコ【Anton Semyonovich Makarenko】
[1888〜1939]ソ連の教育家・作家。革命後、浮浪児などの再教育の経験から出発し、教育の原理として集団主義教育論を展開。著「愛と規律の家庭教育」など。
マタイエア【Mataiea】
南太平洋、フランス領ポリネシア、タヒチ島にある村。タヒチヌイ南部に位置する。タヒチ最古とされるサンジャンパティスト教会がある。フランスの画家ゴーギャン、英国の作家モームが滞在したことで知られる。