と‐しょう【徒消】
[名](スル)むだに使うこと。浪費。「形なき事業に—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
と‐そう【斗筲】
《1斗を入れる枡(ます)と、1斗2升を入れる竹器の意》 1 度量のせまいこと。器量の小さいこと。としょう。「道義の儒は悉く下僚に沈み、—の輩独り志を得て顕要に上り」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 ...
と‐どく【蠹毒】
《「蠹」はキクイムシまたはシミのこと》 1 害虫による食害。 2 物事をそこない害すること。また、その害毒。「鴉片(あへん)の—に斃るる者」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ねっ‐ちょう【熱腸】
1 怒りや悲しみでにえくりかえっている心中。「人も聞かぬ大言はきて、纔(わず)かに—を冷やす物の」〈一葉・うもれ木〉 2 熱心に思い詰めること。また、その心。「邦の為世の為に満腔の—を灑ぎ」〈東...
はく‐げき【搏撃】
[名](スル)打ちたたくこと。また、責めつけること。「王—して身完膚なく」〈東海散士・佳人之奇遇〉
はく‐めい【薄命】
1 早死にすること。短命。「佳人—」 2 運に恵まれないこと。ふしあわせ。薄幸。「—の身を嘆く」
はん‐かん【反間】
1 敵の内部に入り込んで、敵情を味方に知らせたり、敵を混乱させたりすること。また、その者。間者。間諜(かんちょう)。「外に敵人の—を信じて謀士を疑い」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 敵の間者を逆に...
ひ‐せい【悲嘶】
[名](スル)馬が悲しそうにいななくこと。「征馬—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ひょう‐い【馮夷】
川の神。ふうい。「河伯躍り、—叫び」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ひょう‐りゃく【剽掠/剽略】
おどかしてかすめとること。「深夜外館を襲い火を放て—を極め」〈東海散士・佳人之奇遇〉