べんけい‐じょうし【弁慶上使】
浄瑠璃「御所桜堀川夜討」の三段目切(きり)の通称。義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫(しのぶ)を身代わりとする苦衷を描く。
べんり‐こうし【弁理公使】
外交使節の第3の階級。公使に次ぎ、代理公使の上位。現在ではほとんど用いられていない。
ほうせん‐し【奉遷使】
伊勢神宮などの遷宮の際に、神座奉遷のことをつかさどる勅使。遷宮使。
ほうへい‐し【奉幣使】
奉幣のため、陵墓・神社などに参向する使者。奉幣帛使(ほうへいはくし)。
ぼうか‐し【防鴨河使/防河使】
平安初期に設置された令外(りょうげ)の官。京都鴨川(かもがわ)の堤防修築の事をつかさどった。
みっ‐し【密使】
秘密の任務をもって、ひそかにつかわされる使者。「—を立てる」
ゆかもの‐の‐つかい【由加物の使】
大嘗祭(だいじょうさい)に先だち、由加物の製造・運送などを監督するために諸国に遣わされた使者。
よごれたてんし【汚れた天使】
三好徹の短編小説、および同作を表題作とする連作短編小説集。「天使」シリーズの一つ。作品集は昭和46年(1971)刊。昭和48年(1973)「市川崑シリーズ追跡」の作品の一つとしてドラマ化されたが...
りょうそう‐し【領送使】
古代、流罪人を配所まで護送した役人。衛府の官人、検非違使などが任ぜられた。
れいへい‐し【例幣使】
朝廷から、例幣のために派遣される勅使。