かけ‐の‐うお【懸(け)の魚】
1 漁がうまくいったお礼として漁師が神に供える魚。かけざかな。かけのいお。 2 正月の飾り物として幸い木につるす魚。かけのいお。《季 新年》
かげ‐ぜん【陰膳】
旅行などで不在の人のために、家族が無事を祈って供える食膳。「毎日—を据える」
かざり‐うす【飾り臼】
正月、農家で臼にしめ縄を張り、鏡餅(かがみもち)を供えること。また、その臼。《季 新年》「—四つ杵掛けて祝ひけり/碧梧桐」
かしき‐どの【炊き殿】
1 寝殿造りの中の、飯をたく所。炊(かし)き屋。 2 神社で、神に供える食事を調理する所。みかしきどの。炊(かし)き屋。
かしき‐め【炊き女】
神に供える食事を調理する女。
かしわ‐どの【膳殿】
1 神宮で、食事の用意をする建物。 2 大嘗祭(だいじょうさい)の際、神に供える食事を調理する建物。膳屋(かしわや)。
かみ‐の‐まつ【神の松】
正月に神棚に飾る松。「榧(かや)、かち栗、—、山草の売り声もせはしく」〈浮・諸国ばなし・一〉 [補説]一説に、三宝荒神に供えるため、かまどの上に飾る松ともいう。
かむ‐だから【神宝】
《「かんだから」とも》 1 神前に供える品物。神社への奉納品。みてぐら。「いつくしき—を持てつづけたり」〈源・澪標〉 2 神の持つ宝物。神の所有物。しんぽう。「御祷(みほき)の—献(たてまつ)ら...
かんぎ‐だん【歓喜団】
歓喜天(かんぎてん)に供える菓子。穀類や薬種などをこねて作る。歓喜丸(かんぎがん)。
がき‐の‐めし【餓鬼の飯】
盂蘭盆に無縁仏に供える食物。