出典:gooニュース
実質GDPプラス成長続くも 個人消費伸び悩み“春闘”が鍵
企業の設備投資が大きく伸びた一方、GDPの半分以上を占める個人消費は伸び悩みました。 10月から12月の実質成長率は前の3カ月と比べてプラス0.7%、年率でプラス2.8%でした。 半導体関連の大型投資などで設備投資は2期ぶりのプラスでした。
物価高などで「個人消費」は0.1%と低い伸び…10~12月GDPは年2.8%プラスで3四半期連続に 2024年名目GDPは609兆円で初の600兆超え
項目別では、GDPの半分以上を占める「個人消費」がプラス0.1%で、清涼飲料水のほか、物価高などで野菜やコメの消費が減少して、低い伸びにとどまりました。一方で、企業の「設備投資」がプラス0.5%となり、好調な企業業績を背景に半導体やソフトウェアへの投資が増えました。また、2024年1年間の名目GDPは609兆円と、初めて600兆円を超えました。
GDPは3四半期プラスも 個人消費は+0.1%にとどまる 前期より伸び率は縮小
しかし、GDPのおよそ6割を占める「個人消費」はプラス0.1%にとどまり、前の期よりも伸び率が小さくなりました。冬のボーナスなどは高い水準となった一方、歴史的な高値となっているお米をはじめ、食料品の値上がりで節約志向が高まり、消費が振るいませんでした。
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