とう‐けん【倒懸】
人の手足を縛ってさかさまにつるすこと。また、非常な苦しみのたとえ。「—の難に遭えるなり」〈紅葉・金色夜叉〉
とう‐ご【倒語】
語の音節の順序を逆にしてつくられる語。多く、意味を強めるためや仲間以外の人に意味を知られないための隠語に用いる。「たね(種)」を「ねた」、「やど(宿)」を「どや」、「ばしょ(場所)」を「しょば」...
とう‐さく【倒錯】
[名](スル)さかさになること。また、さかさにすること。特に、本能や感情などが、本来のものと正反対の形をとって現れること。「—した愛情」「—的な快楽」
とう‐さん【倒産】
[名](スル) 1 企業が経営資金のやりくりがつかなくなってつぶれること。企業が不渡手形などを出して銀行から取引停止を受け、営業困難に陥ること。「不況で—する」 2 赤ん坊が逆子(さかご)で生ま...
とうさん‐ほう【倒産法】
経済的に破綻した企業や個人の財産の清算、事業や経済生活の再建・再生などについて定めた法律の総称。日本では、破産法・民事再生法・会社更生法、および会社法の特別清算に関する規定などがこれにあたる。民...
とう‐じょ【倒叙】
現在から過去へ、時間を逆にさかのぼって叙述すること。「—法で書く推理小説」
とう‐ち【倒置】
[名](スル)さかさまに置くこと。特に、語順を普通と逆にすること。
とう‐ちく【倒竹】
たおれた竹。
とうち‐ほう【倒置法】
文などにおいてその成分をなす語や文節を、普通の順序とは逆にする表現法。語勢を強めたり、語調をととのえたりするために用いられる。「どこに行くのか、君は」「起きろよ、早く」など。
とう‐ばく【倒幕】
[名](スル)幕府を倒すこと。