ぎ‐ようせい【偽陽性】
医学の検査などで、本来は陰性であるのに、誤って陽性と判定されること。フォールスポジティブ。→偽陰性
くか‐たち【探湯/誓湯/盟神探湯】
《「くがたち」「くかだち」とも》古代の裁判における真偽判定法。正邪を判断する場合、神に誓って熱湯の中に手を入れさせ、正の手はただれないが、邪の手はただれるとした。くか。
くされ【腐れ】
[名] 1 腐ること。また、腐ったもの。「—が出る」 2 気持ちがめいること。「気の—」 3 月経。「藪入りは—を抜いて願ふなり」〈柳多留・四〉 [感]《もしこれが偽りなら口が腐ってもよいの...
くらもち‐の‐みこ【車持皇子】
竹取物語中の人物。かぐや姫に求婚する貴公子五人のうちの一人で、蓬莱(ほうらい)の玉の枝を姫から求められ、偽造する。
クループ【croup】
《しわがれ声の意》のどや気管に、粘膜の壊死(えし)を伴わない偽膜ができる急性の炎症。のどの痛み、しわがれ声などの症状を示すが、ジフテリアとちがって偽膜が容易にはがれる。クルップ。コロップ。
クロス‐ラミナ
《(和)cross+lamina》層理面と斜交するラミナ(葉理(ようり))。砂岩層に多くみられる。偽層。斜交葉理。斜層理。
くわせ‐もの【食わせ物/食わせ者】
1 見かけはよいが、実質はよくない物。偽物。「とんだ—をつかまされた」 2 (食わせ者)表面はさりげなく見せて、実は油断のならない者。「あの男は相当の—だ」
ぐうぜん‐の‐きょぎ【偶然の虚偽】
論理学でいう虚偽の一。事物における本質的・必然的なものと偶然的・例外的なものとを混同して誤った推論を行うことから生じる虚偽。例えば、若くして死んだ女性が美人であったところから、一般に「美人は薄命...
ぐ‐がん【具眼】
物事の本質を見抜き、是非・真偽などを判断する見識をもっていること。「—の士」
ぐしんらいさん【愚神礼讃】
《原題、(ラテン)Encomium Moriae》エラスムスの著書。1511年刊。痴愚女神の自己礼讃の形式で、哲学者・神学者の空虚な論義、聖職者の偽善などを鋭く風刺し、人文主義の立場から支配者・...