かな‐わ【金輪/鉄輪】
1 金属製の輪。 2 足のある、鉄製の輪。五徳(ごとく)。 3 鉄製の車輪。「やがて母と兄は下に待っている俥(くるま)に乗って…—の音を鳴らして去った」〈漱石・行人〉 4 紋所の名。輪形をいくつ...
かね‐あ・う【兼(ね)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 両方がうまくつりあう。「需要と供給がうまく—・う」 2 互いに気がねをする。「兄弟心を—・ひて」〈浄・歌軍法〉
か・ねる【兼ねる】
[動ナ下一][文]か・ぬ[ナ下二] 1 一つで二つ以上の働きをする。 ㋐一つの物が二つ以上の働きを合わせもつ。一つの物が二つ以上の用をする。「大は小を—・ねる」「書斎と応接間とを—・ねた部屋」 ...
か‐の‐え【庚】
《「金(かね)の兄(え)」の意》十干の7番目。こう。
かぶとくび【兜首】
大池唯雄の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、「秋田口の兄弟」とあわせ第8回直木賞受賞。
かまやま【竈山】
和歌山市和田にある丘。神武天皇東征の際、兄の五瀬命(いつせのみこと)を葬った所と伝える。
かまやま‐じんじゃ【竈山神社】
和歌山市和田にある神社。旧官幣大社。祭神は、神武天皇の兄の五瀬命(いつせのみこと)。
かみむすひ‐の‐かみ【神皇産霊神/神産巣日神】
《後世「かみむすびのかみ」とも》日本神話で、天地開闢(かいびゃく)のとき、高天原(たかまがはら)に出現した神。天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすひのかみ)とともに造化の...
かめやま‐の‐あだうち【亀山の仇討ち】
元禄14年(1701)、伊勢亀山城下で、石井半蔵・源蔵兄弟が父と兄の敵赤堀源五右衛門を28年目に討った事件。世に元禄曽我といわれ、浄瑠璃などに脚色された。
から‐ずね【空臑/空脛】
すねをむき出しにすること。また、そのすね。からはぎ。「尻からげの—が」〈里見弴・安城家の兄弟〉