せ‐の‐きみ【背の君/兄の君/夫の君】
「せ(兄)」の敬称。「流らふるつま吹く風の寒き夜に我が—はひとりか寝(ぬ)らむ」〈万・五九〉
せめ・ぐ【鬩ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「せめく」とも》 1 互いに憎み争う。「我が先へ汝(そなた)は後にと兄弟争い—・いだ末」〈露伴・五重塔〉 2 責め苦しめる。「老いぬとてなどかわが身を—・ぎけむ老いずは今...
セルギ‐もん【セルギ門】
《Slavoluk Sergijevaca》クロアチア西部の港湾都市プーラにある古代ローマ時代の凱旋門。紀元前1世紀、セルギ家の3兄弟がアクティウムの海戦に参加し、活躍したことを記念して建造され...
そう【宋】
中国の国名。 春秋時代の列国の一。周公旦が、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の異母兄、微子啓を封じた国。都は商丘(河南省)。前286年に斉・楚・魏(ぎ)の三国に滅ぼされた。
南北朝時代の南朝最...
そうぜんじばば‐の‐あだうち【崇禅寺馬場の仇討】
正徳5年(1715)崇禅寺門前で、遠城治左衛門・安藤喜八郎兄弟が末弟宗左衛門の敵(かたき)生田伝八郎を討とうとして返り討ちにあった事件。浄瑠璃の題材となった。
そう‐もん【相聞】
1 互いに相手のようすを尋ねること。消息を通わせ合うこと。 2 万葉集で、雑歌(ぞうか)・挽歌(ばんか)と並ぶ三大部立ての一。男女・親子・兄弟姉妹・友人など親しい間柄で贈答された歌が含まれるが、...
そうりゅうでん【創竜伝】
田中芳樹の長編小説。四海竜王の生まれ変わりである4兄弟が活躍するファンタジー。第1巻は昭和62年(1987)に刊行。
そが【曽我】
神奈川県の旧村名。曽我兄弟の養父祐信ゆかりの地。昭和31年(1956)小田原市と足柄上郡大井町とに分割合併。
そがかいけいざん【曽我会稽山】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。曽我兄弟のあだ討ちを題材とし、一昼夜の出来事にまとめたもの。
そが‐きょうげん【曽我狂言】
曽我兄弟のあだ討ちを主題とした歌舞伎狂言。元禄期(1688〜1704)に形が整い、享保期(1716〜1736)から明治初年まで、江戸各座は吉例として初春狂言にした。→曽我物