しゅっ‐せ【出世】
[名](スル) 1 社会的に高い身分・地位を得ること。「—して親を喜ばす」「立身—」 2 この世に生まれ出ること。「先づ老子—し、次孔子出」〈雑談集・九〉 3 仏語。 ㋐仏が衆生(しゅじょう)を...
底(そこ)を入(い)・れる
1 相場が下がりきって、最低の値段になる。底値になる。底を打つ。 2 十分に酒を飲む。「底ぬけは先づ—・れる」〈根無草・後〉
たて‐もの【立(て)物】
1 兜(かぶと)の鉢につける飾り金物。前立・後立(うしろだて)・脇立(わきだて)・頭立(ずだて)などがある。 2 能楽で、女神・天人などの役が用いる天冠(てんかん)に立てる飾り物。 3 埴輪(は...
て‐うら【手占】
手の指をかわるがわる屈伸し、伸ばしたのを陰、屈したのを陽として、易の八卦(け)に当てて占うこと。てうらない。「先づ—を置いて見ませう」〈虎寛狂・居杭〉
とうせい‐よう【当世様】
当世風であること。「先づ大昔、中昔、—とて、三段あるが、どれを習ひたいぞ」〈虎明狂・音曲聟〉
とん‐さく【頓作】
[名・形動ナリ]即座にうまく応答したり洒落(しゃれ)などを言ったりすること。また、そのような人や、そのさま。「—なる人の知らせて、先づ占ひを見給へとて」〈浮・新可笑記・二〉
ど・する【度する】
[動サ変][文]ど・す[サ変] 1 道理を言い聞かせて理解させる。納得させる。→度し難い 2 仏が悟りの境地に導く。済度する。「菩薩、道(だう)を成(じゃう)じ給はん時に先づ我を—・し給へ」〈今...
ぬみ【要害/要】
1 攻防上で重要な地点。要衝。ぬま。「賊虜(あだども)の拠(を)る所は皆是—の地(ところ)なり」〈神武紀〉 2 たいせつなこと。要点。ぬま。「機(はかりこと)の—を宣示(のたまひしめ)して先づ当...
ぴっしゃり
[副] 1 物を打ったり、たたいたりしたときの音を表す語。「何でも頭—と打ってみにゃ合点せぬ」〈松翁道話・三〉 2 物と物とが寸分たがわず合うさま。「先づ—と合ひました」〈浮・万金丹・一〉
世(よ)に従(したが)・う
世間の大勢・風潮・習わしに従う。「—・はん人は、先づ機嫌を知るべし」〈徒然・一五五〉