せん‐てん【先天】
《「易経」乾卦の「天に先立ちて天違(たが)わず、天に後れて天時を奉ず」から》生まれつき身に備わっていること。⇔後天。
せんてん‐しきかくいじょう【先天色覚異常】
網膜に分布する錐体細胞の遺伝的な欠損や変異によって、色覚が通常とは異なる状態。日本人の場合、男性の約5パーセント、女性の約0.2パーセントにみられる。→色覚異常 →後天色覚異常 →先天赤緑色覚異...
せんてん‐せい【先天性】
生まれつき備わっていること。また、その性質。⇔後天性。
せんてんせい‐おうかくまくヘルニア【先天性横隔膜ヘルニア】
生まれつき横隔膜が欠損しているため、腹腔にあるべき内臓が胸腔内へ飛び出ている病気。肺の形成不全や出生後の呼吸困難を伴うことがある。
せんてん‐せいおうしきかくいじょう【先天青黄色覚異常】
⇒青黄色覚異常
せんてんせい‐きょだいしきそせいぼはん【先天性巨大色素性母斑】
生まれたときからある色素性母斑で、大人になったときに直径が20センチメートル以上になるものをいう。1歳の時点で、体幹部にある場合は6センチメートル、顔や頭にある場合は9センチメートル以上になるも...
せんてんせい‐きんジストロフィー【先天性筋ジストロフィー】
出生時あるいは生後数か月以内に筋力や筋緊張の低下などの症状がみられる進行性筋ジストロフィーの総称。常染色体潜性遺伝をとり、男女ともに発症する。日本では福山型先天性筋ジストロフィーが最も多い。CM...
せんてんせい‐けつじょし【先天性欠如歯】
生まれつき歯の数が少ない状態。乳歯では前歯、永久歯では第三大臼歯(親知らず)などに起こることが多い。→過剰歯
せんてんせい‐こかんせつだっきゅう【先天性股関節脱臼】
生まれつき股関節脱臼を起こしている状態。女児に多い。
せんてんせい‐サイトメガロウイルスかんせんしょう【先天性サイトメガロウイルス感染症】
胎児が母体内でサイトメガロウイルス(CMV)に感染することで発症する病気。出生時に低体重・肝脾腫・肝機能異常・小頭症・脳内石灰化・血小板減少症・網膜症・痙攣(けいれん)などの症状がある場合と、生...