こう‐ぶんかい【光分解】
光によって起こる分解反応。染料が色あせることや、写真材料の感光作用がその例。ひかりぶんかい。光化学分解。
スモッグ【smog】
《smoke(煙)とfog(霧)との合成語》石炭や石油の大量消費によって生じる煙霧。最近は、霧の存在と関係なく、空気中の汚染物質が高濃度の状態をいう。公害の一。→光化学スモッグ
せんこう‐ひかりぶんかいほう【閃光光分解法】
パルス光をナノ秒からミリ秒という極めて短時間、試料に照射し、そのスペクトルを分析する手法。光解離・光異性化などの光化学反応による反応中間体や遊離基の状態を調べることができる。閃光法。フラッシュ光...
で
[格助]《格助詞「にて」の音変化》名詞、名詞的な語に付く。 1 動作・作用の行われる場所・場面を表す。「家—勉強する」「委員会—可決する」「試験—合格点を取る」「やまきの館(たち)—夜討ちに討...
パン【PAN】
《peroxyacetyl nitrate》硝酸(しょうさん)過酸化アセチル。光化学スモッグのとき発生するオキシダントの一種。
ひかり‐いせいか【光異性化】
光化学反応によって、ある化合物を異性化すること。
ひかり‐かんげん【光還元】
光化学反応によって物質が還元される現象。緑色植物の光合成の一過程で、二酸化炭素の光還元が行われる。⇔光酸化。
ひかり‐さんか【光酸化】
光化学反応によって物質が酸化する現象。油脂含有食品などの品質低下の原因となる。また、酸化チタンの強い酸化力を生かし、防菌などに利用される。⇔光還元。
ひかり‐どくせい【光毒性】
《phototoxicity》紫外線などの光を受けることによって生じる毒性。通常は人体に無害な物質が光化学反応を起こして炎症を引き起こす毒性などをさす。
ひメタン‐たんかすいそ【非メタン炭化水素】
メタン以外の炭化水素の総称。光化学反応を起こしやすく、光化学オキシダントの原因物質となる。メタンは光化学反応性が低いため除外される。NMHC(non-methane hydrocarbons)。