アクチノメーター【actinometer】
光化学反応を利用して光量を測定する機器。用途に応じて、化学光量計、感光計、日射計などとよばれる。
オキシダント【oxidant】
《酸化体の意》大気中の窒素酸化物・炭化水素などが紫外線の作用で光化学変化を起こして生じた酸化性の強い物質。光化学スモッグの原因となる。オゾンのほかアクロレインやアルデヒドなどが含まれ、生物に有害。
きはつせい‐ゆうきかごうぶつ【揮発性有機化合物】
揮発性があり大気中で気体状になる有機化合物の総称。光化学反応によって光化学オキシダントを発生させるほか、土壌・地下水汚染の原因となる。VOC(volatile organic compounds...
こうかがく‐オキシダント【光化学オキシダント】
《photochemical oxidant》大気中の汚染物質である窒素酸化物や揮発性有機化合物が、太陽光線により光化学反応を起こして発生する酸化性物質の総称。光化学スモッグの原因となる。オゾン...
こうかがくけい‐いち【光化学系Ⅰ】
光合成における光化学反応の一。光化学系Ⅱに由来する水素を、光エネルギーを利用して反応しやすい状態にし、カルビン回路とよばれる反応系に受け渡す。光化学反応Ⅰ。PSⅠ。
こうかがくけい‐に【光化学系Ⅱ】
光合成において、水分子を酸素と水素に分解する光化学反応。また、触媒としてその役割を担うたんぱく質複合体。その触媒中心の構造は長らく不明だったが、マンガン原子4個、カルシウム原子1個、酸素原子5個...
こうかがく‐スモッグ【光化学スモッグ】
太陽からの紫外線などによる光化学反応で、大気中のオキシダントなどの濃度が高まって発生するスモッグ。多くは、自動車の排気ガスなどに含まれる炭化水素や窒素酸化物が反応して生じる。人体・動植物に有害。
こうかがく‐でんち【光化学電池】
光化学反応を利用した電池の総称。溶液中の電極に光を照射したり、溶液が光を吸収して化学変化を起こしたりして生じる起電力を利用する。いずれもシリコン太陽電池に比べて、エネルギー変換効率は高くない。
こうかがくはんのう‐いち【光化学反応Ⅰ】
⇒光化学系Ⅰ
こうかがくはんのう‐に【光化学反応Ⅱ】
⇒光化学系Ⅱ