もち‐せい【糯性】
イネ科植物の種子に含まれるでんぷんの性質。その組成としてアミロースを全くあるいはほとんど含まず、炊いたときに強く粘る。→粳性(うるちせい)
もっとも‐しごく【尤も至極】
[名・形動]全く道理にかなっていてうなずけること。また、そのさま。尤も千万。「—な理由」
もん‐なし【文無し】
1 《「一文無(いちもんな)し」の略》所持金が全くないこと。また、そのさま。無一文。「競馬で負けて—になる」 2 《それ以上の文数はないところから》並み外れて大きな足袋(たび)。12文(約28....
欲(よく)も得(とく)も無(な)・い
欲心や利得を全く考えない。また、欲も得も考える余裕がない。「疲れ果てて—・く眠りに落ちる」
よ‐じ【余事】
1 本筋以外の事柄。他事。「—には全く関知しない」 2 本業以外に余力や余暇でする仕事。「職業を以て本文となし、…芸文を以て—となせり」〈中村訳・西国立志編〉
よそ‐ほか【余所外】
《同じ意味の「よそ」と「ほか」を重ねて強めた語》全く関係のない所。また、全く関係のないこと。「迚(とて)も—の小供では続かないが」〈二葉亭・浮雲〉
よてい‐せつ【予定説】
キリスト教教理の一。人が救われるのは、人間の意志や能力によるのではなく、全く神の自由な恩恵に基づくという聖書の教理。パウロからアウグスティヌスを経てカルバンの救済と滅亡の二重予定説に至る。
らん‐すう【乱数】
全く無秩序に、しかも出現の確率が同じになるように並べられた数字の列。乱数さいなどを用いて生成する。→疑似乱数
らんすう‐ひょう【乱数表】
0から9までの数字を全く無秩序に、しかも出現の確率が同じになるように並べた表。統計調査で標本の無作為抽出をするときなどに用いる。
り‐ぎ【理義】
道理と正義。「今の非国有派は全く—一片です」〈魯庵・社会百面相〉