ろくどう‐せん【六道銭】
死者を葬るとき、棺の中に入れる6文の銭。三途(さんず)の川の渡し銭、または冥界の旅費にするといわれる。
ろくどう‐のうげ【六道能化】
仏語。六道の巷(ちまた)に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩のこと。
ろくどう‐の‐ちまた【六道の巷】
六道へ通じる道の分岐点。また、六道の迷いの世界。六道の辻。
ろくどう‐の‐つじ【六道の辻】
六道へ通じる道の分かれ道。六道の巷(ちまた)。 [補説]地名別項。→六道の辻
ろくどう‐の‐つじ【六道の辻】
京都市東山区、八坂通りの南にある六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)の本堂前付近の称。
ろくどう‐まいり【六道参り】
8月8〜10日(もと陰暦7月9〜10日)に、京都市東山区にある六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)に参詣すること。参詣者は、迎え鐘と称する鐘をついて精霊を迎える。
ろくどう‐りんね【六道輪廻】
仏語。衆生が六道に迷いの生死を繰り返して、車輪の巡るように停止することのないこと。輪廻。流転(るてん)。
ろくにん‐ぐみ【六人組】
《(フランス)Les Six》第一次大戦後のフランス楽壇に新風を吹き込んだ、ミヨー・オネゲル・オーリック・プーランク・デュレ・タイユフェールの六人の音楽家のグループ。
ろくにん‐しゅう【六人衆】
江戸幕府初期の職名。寛永10年(1633)から同15年まで設置。定員は六人で、若年寄の前身といわれる。
ろくのみやのひめぎみ【六の宮の姫君】
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)8月、雑誌「表現」に発表。「今昔物語集」に取材した作品。