ぶらく‐いん【豊楽院】
平安京大内裏の朝堂院の西にあり、大嘗会(だいじょうえ)・節会(せちえ)・射礼(じゃらい)・競べ馬・相撲などが行われた所。正殿は豊楽殿。
へいあん‐きゅう【平安宮】
平安京の宮城(大内裏)。京の北部中央に位置し、東西約1.2キロ、南北約1.4キロ。宮城内の南部中央に朝堂院、その北東に内裏があり、それらを囲むように諸司百官の庁舎が建ち並ぶ。
へいあん‐きょう【平安京】
桓武天皇の延暦13年(794)から明治2年(1869)東京遷都までの帝都。現在の京都市の中央部。東西約4.5キロ、南北約5.3キロ。中央を南北に走る朱雀大路(すざくおおじ)によって左京・右京に二...
へいじょう‐きゅう【平城宮】
平城京の宮城(大内裏)。京の北部中央に位置し、東西約1.3キロ、南北約1キロで、東側に張り出し部がある。宮城内のほぼ中央に内裏、その南側に朝堂院があり、それらの周囲に諸官衙(かんが)が建ち並んで...
ほう‐こ【蓬壺】
《形が壺(つぼ)に似ているところから》蓬莱山(ほうらいさん)の異称。
内裏や上皇の御所のたとえ。「治承の聖代—に赴き」〈明月記・承元二年〉
ほうそう‐し【方相氏】
《もと中国周代の官名》宮中で、追儺(ついな)のとき悪鬼を追い払う役。黄金四つ目の仮面をかぶり、黒い衣に朱の裳(も)を着、矛と盾を持ち、内裏の4門を回って鬼を追い出した。
ほっ‐けつ【北闕】
《「闕」は宮城の門の意》 1 皇居の北の正門。 2 宮城。皇居。宮中。内裏(だいり)。
ほりかわ‐いん【堀川院】
藤原基経の邸。京都堀川の東にあった。のち、円融天皇・堀河天皇の里内裏として使われた。
ま‐てつがい【真手番/真手結】
平安時代、近衛府(このえふ)の舎人(とねり)が大内裏の馬場で行った本番の騎射競技。→荒手番(あらてつがい) →手番(てつがい)
みくしげ‐どの【御匣殿/御櫛笥殿】
1 内裏の貞観殿(じょうがんでん)の中にあり、内蔵寮で調進する以外の天皇の衣服などの裁縫をする所。 2 《「御匣殿の別当」の略》御匣殿の女官の長で、上﨟女房がなる。
貞観殿の異称。