うい‐だち【初立ち】
1 幼児や鳥のひなが、初めて歩いたり飛んだりすること。「夏ばかり—すなるほととぎす巣には帰らぬ年はあらじな」〈宇津保・祭の使〉 2 久しぶりに外出すること。「内裏などにもあまり久しう参り侍らねば...
うえき‐もん【右掖門】
平安京内裏の門の一。承明門の西、安福殿の南にあり、左掖門(さえきもん)に対する。
う‐きょう【右京】
《内裏から南を向いて右側の意から》平城京および平安京を、朱雀大路(すざくおおじ)を境として東西に分けた西側。西の京。⇔左京。
京都市北西部の区名。嵯峨(さが)・高雄などの名所旧跡、天竜寺・大...
うち‐つ【内つ】
[連語]《「つ」は「の」の意の格助詞》 1 内の。内部の。 2 宮中の。内裏(だいり)の。
うちの【内野】
京都市上京区南西部の旧地名。平安京大内裏のあった所。
うち‐わたり【内辺】
1 内裏(だいり)。禁裏。宮中。「—などにて、はかなく見給ひけむ人を」〈源・紅葉賀〉 2 帝。天皇。「かくつれなきものから、—にも聞こし召して」〈源・総角〉
うひょうえ‐の‐じん【右兵衛の陣】
平安京内裏の陰明(おんめい)門の外にあった右兵衛の武官の詰め所。また、陰明門のこと。
うぶ‐やしない【産養ひ】
1 出産後3日・5日・7日・9日目の夜に、親類が産婦や赤子の衣服、飲食物などを贈って祝宴を開くこと。また、その贈り物。平安時代、貴族の家で盛んに行われた。現在の「お七夜の祝い」はこの名残。「七日...
うんめい‐でん【温明殿】
平安京内裏十七殿の一。紫宸殿(ししんでん)の北東にあり、神鏡を安置した所。この殿舎に内侍所(ないしどころ)が設けてあった。おんめいでん。
えいあん‐もん【永安門】
平安京内裏内郭十二門の一。内裏の南面、承明門の西に位置。