出典:gooニュース
38年ぶり水準、円安さらに加速か 介入警戒で買い戻しの動きも
前日のニューヨーク市場で一時160円80銭台を付け、38年ぶりの円安水準となった。市場では、政府・日銀による為替介入に警戒感が再び高まっている。 鈴木俊一財務相は27日午前、市場で進む円安・ドル高について「経済に対する影響は強く懸念をしている」と指摘し、「高い緊張感を持ってこの動きの背景も分析し、必要に応じて必要な対応を取る」と述べた。財務省内で記者団に語った。
円安収まらず、160円台 日米の金利差意識、記録的水準
記録的な円安が収まらない。27日の東京外国為替市場では、1ドル=160円台で取引された。前日のニューヨーク市場で一時1ドル=160円88銭を付け、37年半ぶりの円安ドル高水準となった流れを引き継いだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方から、日米の金利差拡大が改めて意識され、円を売ってドルを買う動きが優勢だった。 午後5時現在は前日比65銭円安ドル高の1ドル
円安、国内物価押し上げるリスクに十分注意必要=新藤経財相
Yoshifumi Takemoto[東京 27日 ロイター] - 新藤義孝経済財政相は27日の月例経済報告後の記者会見で、ドルが160円を突破した足元の為替円安について、輸入物価を通じて国内物価を押し上げるリスクには十分注意が必要と述べた。
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