かんむり‐まつじろう【冠松次郎】
[1883〜1970]登山家。東京の生まれ。黒部渓谷の遡行(そこう)に初めて成功。著「黒部渓谷」「山渓記」など。
かんむり‐やま【冠山】
岐阜・福井の県境にある山。両白山地の越美(えつみ)山地西部に位置する。標高1257メートル。山の北側を足羽(あすわ)川が北流、南側を揖斐(いび)川が南流し、太平洋側と日本海側の分水嶺となっている...
かんむりやま‐さんち【冠山山地】
島根・広島・山口の県境にある山地。中国山地の脊梁(せきりょう)部西部をほぼ南北に走る山塊。北から南に大佐(おおさ)山・恐羅漢(おそらかん)山・冠山・羅漢山などが連なる。山頂にはそれぞれ平坦面が残...
かんむり‐わし【冠鷲】
タカ科の鳥。全長約55センチ。体は濃褐色に白点が多数あり、頭に白・黒まだらの冠羽がある。蛇やカエルなどを捕食。アジア南部に広く分布。日本では沖縄地方に少数が生息し、特別天然記念物。
冠(かんむり)を挂(か)・く
官職を辞める。→挂冠(けいかん)
冠(かんむり)を弾(はじ)・く
《「楚辞」漁父から》冠のちりを落として清潔にする。転じて、仕官や出仕の用意をする。
冠(かんむり)を曲(ま)・げる
不機嫌になる。つむじを曲げる。「からかうとすぐに—・げる」→御冠(おかんむり)
かん‐もう【冠毛】
タンポポ・アザミなどの果実の上端に生じる毛状の突起。萼(がく)が変形したもので、風を受けて飛び、種子を散布するのに役立つ。
かん‐らく【歓楽/懽楽】
[名](スル) 1 ㋐喜び楽しむこと。「これまで覚えたことのない淡い、地味な—を覚えた」〈鴎外・雁〉 ㋑物質的な欲望を満足させて楽しい思いをすること。「—の巷(ちまた)」 2 ぜいたくに暮らすこ...
かん‐り【冠履】
1 冠(かんむり)とくつ。 2 上位と下位。尊卑。