匹夫(ひっぷ)罪(つみ)なし璧(たま)を懐(いだ)いて罪(つみ)あり
《「春秋左伝」桓公一〇年から》凡人は、本来のままならば、罪を犯すことはないのに、身分不相応な財宝を手にしたために罪悪を犯し、災いを招くようになる。
ぼん【凡】
[常用漢字] [音]ボン(呉) ハン(漢) [訓]すべて およそ 〈ボン〉 1 全体を通じて。おしなべて。「凡百」 2 一般的で特に目立たない。普通。「凡作・凡人・凡打・凡退・凡夫・凡庸/超凡...
ぼん‐がん【凡眼】
凡人の眼。平凡な眼識。
ぼん‐き【凡器】
仏語。仏教の教えを理解していない人。凡夫。凡人。
ぼん‐しょ【凡庶】
ふつうの人。凡人。庶民。
ぼん‐しょう【凡聖】
《「ぼんじょう」とも》凡人と聖人。凡夫と聖者。
ぼんしょう‐いちにょ【凡聖一如】
仏語。凡人も聖人も本性においては平等同一であるということ。凡聖不二。
ぼん‐ぷ【凡夫】
《「ぼんぶ」とも》 1 《(梵)pṛthag-janaの訳》仏語。愚かな人。仏教の教えを理解していない人。異生(いしょう)。 2 平凡な人。普通の人。凡人。
ぼん‐りょ【凡慮】
平凡な考え。また、凡人の考えること。「—の及ばないところ」
めい‐じょう【迷情】
仏語。迷いの心。迷いから離れられない凡人の心。