ぼん【凡】
[名・形動]ごく普通であること。ありふれていること。また、そのさま。平凡。「—ならざる才能」
ぼん【凡】
[常用漢字] [音]ボン(呉) ハン(漢) [訓]すべて およそ 〈ボン〉 1 全体を通じて。おしなべて。「凡百」 2 一般的で特に目立たない。普通。「凡作・凡人・凡打・凡退・凡夫・凡庸/超凡...
ぼん‐がん【凡眼】
凡人の眼。平凡な眼識。
ぼん‐き【凡器】
仏語。仏教の教えを理解していない人。凡夫。凡人。
ぼん‐きょう【凡境】
1 仏語。凡夫(ぼんぶ)の境界。迷いの境地。 2 霊地に対し、普通の場所。ぼんけい。
ぼん‐きん【凡近】
[名・形動]平凡で卑近なこと。また、そのさま。「事を—に取りて意を勧懲に発するに至れり」〈逍遥・小説神髄〉
ぼん‐ぐ【凡愚】
平凡でおろかなこと。また、その人。「—の身」
ぼん‐げ【凡下】
[名・形動] 1 平凡で、すぐれたところのないこと。また、その人や、そのさま。「私は全く—な執着に駆られて」〈有島・惜みなく愛は奪ふ〉 2 身分の卑しいこと。また、その人。 3 中世、侍身分に属...
ぼん‐こつ【凡骨】
平凡な才能や素質。また、その人。「—のなしうるわざではない」
ぼん‐さい【凡才】
平凡で、特にすぐれたところのない才能。また、そのような才能の人。