みとう‐ほう【未登峰】
まだ誰も頂上に登ったことのない山。処女峰。
みらいはじんマファルカ【未来派人マファルカ】
《原題、(イタリア)Mafarka il futurista》イタリアの詩人、マリネッティの処女小説。1910年発表。邦題は「未来主義者マファルカ」ともする。
むかんしんなひとびと【無関心な人々】
《原題、(イタリア)Gli indifferenti》イタリアの小説家、モラビアの処女長編小説。1929年に自費出版で刊行。ファシズム政権下のイタリアのブルジョワ階級の精神的頽廃(たいはい)を描...
むぎうるるひに【麦熟るる日に】
中野孝次の処女小説。苦学した著者自身の青春時代を題材とする自伝的作品で、3部からなる。昭和53年(1978)刊行。翌年、第7回平林たい子文学賞受賞。
むす‐め【娘】
《「生(む)す女(め)」の意》 1 親にとって自分の子である女性。「—を嫁にやる」⇔息子。 2 未婚の若い女性。おとめ。また、処女。きむすめ。「街を行く華やかな—たち」
むそうか【夢想家】
《原題Moon-Calf》デルの処女小説。1920年刊。第一次大戦後の若者たちの幻滅を描く。別邦題「白痴」。
メアリー‐バートン【Mary Barton】
ギャスケルの処女小説。1848年刊。チャーチスト運動が盛んな時代の、マンチェスターの労働者の生活を描いた。
めいそうししゅう【瞑想詩集】
《原題、(フランス)Médeutations poétiques》ラマルティーヌの処女詩集。1820年刊行。代表作「湖」「孤独」などを収める。西洋文学史におけるロマン主義時代の始まりに位置づけ...
もうまくみゃくししょう【網膜脈視症】
木々高太郎の処女小説。昭和9年(1934)「新青年」誌に発表。精神医学をテーマとする短編探偵小説。
もとめづか【求塚】
謡曲。四番目物。金春を除く各流。観阿弥作。万葉集などに取材。菟名日処女(うないおとめ)の霊が、二人の男に愛されたために入水(じゅすい)した故事と、死後の苦しみを語る。