いど‐こ【何処】
[代]《「いずこ」の音変化》「どこ」の古形。「ここや—と問ひければ」〈土佐〉
うみ‐が【海処】
《「が」は所の意》海。海辺。⇔陸(くぬが)。「—行けば腰泥(なづ)む」〈記・中・歌謡〉
お‐いど【御居処】
《「いど」はすわる所の意》尻(しり)をいう女性語。
おく‐か【奥処】
《「おくが」とも》 1 奥深い所。果て。「常知らぬ国の—を」〈万・八八六〉 2 時間的にへだたった所。将来。「家にてもたゆたふ命波の上に思ひし居れば—知らずも」〈万・三八九六〉
お‐ところ【御所/御処】
相手を敬ってその住所・住居をいう語。お住まい。
か【処】
[語素]《「が」とも》名詞または動詞の連用形に付いて、場所の意を表す。「奥—」「山—(やまが)」「すみ—」「隠れ—(かくれが)」
かく‐しょ【各所/各処】
あちこち。ここかしこ。
かくれ‐が【隠れ家/隠れ処】
1 人目を避けて隠れている場所。また、隠れ住む家。 2 (隠れ処)表立たない所。陰にあって見えない所。かげ。「御方は—の御後見にて」〈源・若菜下〉
かし‐こ【彼処】
[代]遠称の指示代名詞。 1 話し手・聞き手の両方から離れた場所をさす。あそこ。「どこも—も満員だ」「笑声嬉々として此処に起これば、歓呼怒罵乱れて—に湧く」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 話の中にあ...
かんい‐しゅくしょ【簡易宿所】
旅館業法が定める宿泊所のうち、宿泊する場所を多数人で共用する構造および設備を主とする有料施設のこと。簡易宿泊所。簡宿。