み‐すがら【身すがら】
1 所持品らしいものを何も持たないこと。身一つ。から身。「只—にと出で立ち侍るを」〈奥の細道〉 2 独身で係累のないこと。「—の太兵衛と名を取った男」〈浄・天の網島〉
み‐そ・ぐ【禊ぐ】
[動ガ四]《「み(身)そそ(濯)ぐ」の音変化かという》みそぎをする。「天の川原に出で立ちて—・ぎてましを」〈万・四二〇〉
ゆう‐うら【夕占/夕卜】
「ゆうけ(夕占)」に同じ。「玉桙(たまほこ)の道に出で立ち—を我が問ひしかば」〈万・三三一八〉
わしり‐で【走り出】
家の門から走り出た所。門口。はしりで。「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山は出で立ちのよろしき山—のよろしき山の」〈雄略紀・歌謡〉