甲(こう)に◦着(き)る
他人の威光を借りたり、自分の地位を利用したりしていばることのたとえ。笠に着る。「主人を—◦着て、酒機嫌の刃物三昧」〈浄・浪花鑑〉
こうべ‐じけん【神戸事件】
慶応4年(1868)1月、神戸居留地で岡山藩兵と外国兵とが衝突・発砲した事件。外国軍の神戸占領に対し、明治政府は発砲藩士を自刃させて解決した。
こおり【氷/凍り】
1 水が固体状態になったもの。1気圧のもとではセ氏0度以下で固体化する。比重0.917。《季 冬》「歯豁(あらは)に筆の—を噛む夜哉/蕪村」 2 冷たいものや鋭いもののたとえ。「—の刃(やいば)...
こおり‐の‐やいば【氷の刃】
氷のように研ぎ澄まされた鋭い刀や剣の刃。こおりのつるぎ。「抜けば玉散る—」
こかん‐へいべえ【小かん平兵衛】
浄瑠璃「心中刃(やいば)は氷の朔日(ついたち)」の通称。また、その二人の主人公の名。
こ‐がたな【小刀】
1 小形の刃物。ナイフ。「—で鉛筆を削る」 2 刀の鞘(さや)に差し添える小さな刀。小柄(こづか)。
こがらす‐づくり【小烏造(り)】
日本刀の造り込みの一様式。切っ先の部分だけが両刃のもので、この形式の名刀小烏にちなむ呼称。平安時代に流行した。
こく【刻】
[音]コク(呉)(漢) [訓]きざむ [学習漢字]6年 1 刃物で切れ目を入れる。きざむ。「刻印/印刻・陰刻・彫刻・篆刻(てんこく)」 2 版木に彫る。書物を刊行する。「板刻・復刻・覆刻・翻刻」...
こく・する【刻する】
[動サ変][文]こく・す[サ変] 1 刃物などで石や木に彫りつける。きざみつける。「石碑に名を—・する」 2 区切りをつける。区切る。きざむ。「分秒を—・する音(いん)」〈織田訳・花柳春話〉 3...
こころ‐の‐やいば【心の刃】
1 人に危害を与えようとする心。「我を土足にかけまくも沈みし君を助けたる咎(とが)とて殺す—」〈浄・女護島〉 2 思いを託した刃物。「この剃刀は私が磨く—」〈浄・寿の門松〉