やす【簎/矠】
漁具の一。長い柄の先に数本に分かれた鋭い鉄をつけ、魚介を突いて捕らえるもの。
やそ‐かわ【八十川】
多くの川。また、幾筋にも分かれた川。「水の出ばなの—の島田、金谷に二日のよどみ」〈浄・丹波与作〉
や‐ちまた【八衢】
道が八つに分かれている所。また、道がいくつにも分かれている所。分かれ道が多くて迷いやすいことにたとえる。「橘の影踏む道の—に物をそ思ふ妹(いも)に逢はずして」〈万・一二五〉
やなぎ‐らん【柳蘭】
アカバナ科の多年草。高原の日当たりのよい地に群生し、高さ約1.5メートルに達する。茎は直立し、枝分かれしない。葉は柳に似て細長く、互生。夏、茎の上部に紅紫色の4弁花を総状につけ、横向きに開く。
やまがた【山形】
東北地方南西部の県。日本海に面する。明治元年(1868)に出羽(でわ)から分かれた羽前(うぜん)の全域と羽後(うご)の一部にあたる。人口116.9万(2010)。 山形県中東部の市。県庁所在...
やまどり‐ぜんまい【山鳥薇】
ゼンマイ科の多年生のシダ。山地の湿原に群生。栄養葉は長さ約60センチで、羽状に分かれ、胞子葉は小形で、2回羽状に分かれる。若芽は食用。
ゆい‐きり
テングサ科の紅藻。日本特産。浅海の岩上に生え、高さ約15センチ、暗紅色。茎は不規則に二またに分かれ、葉片が螺旋(らせん)状につく。葉片にはとげ状突起がある。寒天の原料。とりのあし。
ゆうでん‐ぶんきょく【誘電分極】
誘電体に電界を作用させると、正負の電荷が分かれて現れる現象。分極。電気分極。
ゆき‐がっせん【雪合戦】
二手に分かれて、こぶし大にかためた雪を投げ合う遊び。雪投げ。雪打ち。《季 冬》「—わざと転ぶも恋ならめ/虚子」
ゆび【指】
手足の末端の5本に枝分かれした部分。もとは手のものを指(てゆび)、足のものを趾(あしゆび)として区別した。動物では4本以下のものもあり、前後肢で数の異なるものもある。および。