あい‐おい【相生】
1 一緒に生育すること。 2 一つの根元から二つ幹が分かれて伸びること。また、2本の幹が途中で一緒になっていること。 3 「相生挿し」の略。 4 「相老(あいおい)」に同じ。
あき‐からまつ【秋唐松】
キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ1〜1.5メートル。茎は先のほうで枝分かれし、葉は浅く裂けた多数の小葉からなる複葉でカラマツに似る。夏の終わりごろ、薄い黄白色の小花が群がって咲く。
あし【足/脚/肢】
1 ㋐動物の、胴体から分かれ、からだを支えたり歩行に使ったりする部分。「—が長い」 ㋑くるぶしから先の部分。「—が大きい」 2 物の下・末にあたる部分。 ㋐物の本体を支える、突き出た部分。また、...
あしのね‐の【葦の根の】
[枕] 1 「ね」の音の繰り返しで「ねもころ」にかかる。「—ねもころ思ひて」〈万・一三二四〉 2 葦の根は埿(うき)の中にあり、節(よ)が短く、分かれる意から「うき」「よ」「短し」「分く」にかか...
あし‐ぼそ【脚細】
イネ科の一年草。原野に生え、高さ60〜90センチ。茎は細く、下部は枝分かれして横にはい、節から根を出す。葉は線状。秋、緑色の花穂をつける。
位置づけ
1〔配置〕a position; a location: positioning2〔等級〕a rank; ranking3〔意義〕significance; evaluation米国の公民権運動...
一本
1〔細長い物の一個〕チョーク1本a piece of chalk鉛筆一本a pencilビール一本a bottle of beerこの辺りには木が一本も生えていないNot a single tr...
いっぽんみち【一本道】
〔まっすぐな〕a straight road;〔途中で分かれない〕a direct road学校までは一本道だThis road goes directly to the school.
枝
a branch;〔幹から出る大枝〕a bough;〔小枝〕a twig;〔花や葉のついた切った小枝〕a spray ((of cherry blossoms)),a sprig ((of ja...
枝道
I〔本道から分かれた道〕a branch road枝道に入って間もなく湖に到達したWe turned off on the branch road and soon reached the la...
ぼうけい【傍系】
[共通する意味] ★大もとから、また正当な系統、流れから分かれ出たもの。[英] a branch[使い方]〔分流〕スル▽関東一円に行われる祭りばやしは、多くが神田ばやしの分流である▽密教の分流の...
しりゅう【支流】
[共通する意味] ★大もとから、また正当な系統、流れから分かれ出たもの。[英] a branch[使い方]〔分流〕スル▽関東一円に行われる祭りばやしは、多くが神田ばやしの分流である▽密教の分流の...
ぼうりゅう【傍流】
[共通する意味] ★大もとから、また正当な系統、流れから分かれ出たもの。[英] a branch[使い方]〔分流〕スル▽関東一円に行われる祭りばやしは、多くが神田ばやしの分流である▽密教の分流の...
わかれ【分かれ】
[共通する意味] ★大もとから、また正当な系統、流れから分かれ出たもの。[英] a branch[使い方]〔分流〕スル▽関東一円に行われる祭りばやしは、多くが神田ばやしの分流である▽密教の分流の...
ぶんりゅう【分流】
[共通する意味] ★大もとから、また正当な系統、流れから分かれ出たもの。[英] a branch[使い方]〔分流〕スル▽関東一円に行われる祭りばやしは、多くが神田ばやしの分流である▽密教の分流の...
いったいぶんしん【一体分身】
一つの物事をもとにして、そこから分かれ出たいくつかの物事。一つのものからいくつかに分かれること。また仏教で、諸仏菩薩しょぶつぼさつが衆生しゅじょうを救うために、さまざまに化身して出現すること。▽後者は「いったいふんじん」とも読む。
さんぶんていそく【三分鼎足】
互角の力を持つ三者が、分かれて並び立つこと。三みつどもえ。天下を三分して、三つの国がそれぞれ勢力を争うこと。
しぶんごれつ【四分五裂】
ばらばらになってしまうこと。まとまりのあるものが秩序を失い、乱れること。
せいしのさかい【生死之境】
生きるか死ぬかの分かれ目。
たきぼうよう【多岐亡羊】
枝道が多いため逃げた羊を見失うように、どれを選んだらよいのか思案にあまることのたとえ。道を求める者が末節にこだわり、真理に到達し難いこと。学問の道があまりに細分化しすぎ、真理が見失われがちになるたとえ。▽「岐」は枝道・分かれ道。「亡」は逃げる意。「岐き多おおくして羊ひつじを亡うしなう」と訓読する。
うめわか‐まんざぶろう【梅若万三郎】
[1869〜1946]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。初世梅若実の長男。大正10年(1921)弟の梅若六郎(のちの2世実)らとともに観世流から分かれて梅若流を樹立したが、のち観世流に復帰。迫...
かちょう‐の‐みや【華頂宮】
明治元年(1868)伏見宮家から分かれて博経親王が創始した宮家。大正13年(1924)廃絶。
きよもと‐えんじゅだゆう【清元延寿太夫】
清元節の家元。 (初世)[1777〜1825]江戸の人。初名、2世富本斎宮(いつき)太夫。富本節から分かれて清元節を創始。のち延寿斎と改名。 (2世)[1802〜1855]初世の子。美声の持...
そう‐し【荘子】
⇒荘周(そうしゅう) 中国、戦国時代の思想書。33編。荘周とその後学の著とされる。成立年代未詳。内・外・雑編に分かれ、初期道家の根本思想を寓話(ぐうわ)を用いて説く。道教では尊んで「南華真経...
そがのや‐ごろう【曽我廼家五郎】
[1877〜1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団曽我廼家を結成、大阪の個性を強く身につけた俳優兼作家として活躍。のちに十郎と分か...
血液(血球)のプロフィール
血液は赤血球、白血球、リンパ球、血小板を含めた有形成分(細胞)が40~45%、液体成分の血漿が55~60%で構成されています。有形成分は、ほとんどが赤血球であり、白血球やリンパ球、血小板は1%程度しか含まれていません。 血液は心臓から血管を流れて、からだのすみずみまで酸素と栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収して、再び心臓へ戻ってきます。 また、血液は体内に侵入してきたウイルスや細菌を白血球で撃退したり(免疫構造)、血管壁が破損したときに凝固して破損個所を修復したりします。さらには、各器官のはたらきを調整するための"情報伝達"の役目も担っています。 血液成分の約半分を占める赤血球は、直径6~9μm(1μm=1000分の1mm)。中央がへこんだ円盤状の細胞です。 その名のとおり赤色で、核をもたず柔軟性に富み、簡単に変形可能なため、毛細血管の薄い壁を通過できます。 からだ全体の血液中には、20~25兆個もの赤血球が存在し、酸素を運び、二酸化炭素を回収する工程を繰り返しています。主成分はヘモグロビンという鉄を含む色素です。 赤血球は約4カ月で寿命を迎え、時期がくると肝臓や脾臓で破壊されますが、ヘモグロビンは胆汁の成分、ビリルビンとして再利用されます。 白血球は無色で細胞内に核をもっています。 白血球には「顆粒球」「リンパ球」「単球」の3つの種類があります。1m3に6000個程度存在し、血流にのり全身を巡ります。 顆粒球は、好塩基球、好中球、好酸球に分かれ、それぞれが殺菌物質を放出します。 リンパ球にはヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞があり、B細胞は体内に侵入した病原体を攻撃する抗体をつくります。 単球は不要になった細胞を取り込み、マクロファージとなって破壊するなど、外敵の侵入を感知し、攻撃します。 血小板は核のない細胞で、骨髄のなかにある細胞、巨核球の一部がちぎれた断片からできています。通常は円形をしていますが、活動するときには突起を出して形を変化させます。 血小板は損傷部分から血液の流出(出血)があると損傷部位に集まり、一時的に傷口をふさぎます。 その後、血液中のたんぱく質である"フィブリノーゲン"が糸状のフィブリンに変化し、そこに赤血球や白血球がからみついて、血液のかたまりをつくります。さらに血漿のなかにある凝固因子に働きかけて止血します。 血漿は、淡黄色をした血液の液体成分です。約9割が水分であり、そのほかは血液の浸透圧(水分)を調整するアルブミン、外敵を攻撃するグロブリン、血液凝固を助けるフィブリノーゲンなどのたんぱく質、ブドウ糖、アミノ酸、脂肪、塩化ナトリウム、イオンなどで構成されています。 主に、水分、塩分、無機質などの栄養やホルモンを溶かし込み、必要な場所まで運んで栄養として与え、そこから老廃物を引き取るはたらきをします。
口腔の構造と役割
口腔(口)は、上唇、下唇、歯、歯肉、舌、口蓋、口蓋垂からなっています。 上唇と下唇に分かれる口唇は、表情筋によって動きます。 舌は、柔軟な横紋筋である内舌筋と外舌筋でできており、舌下神経によって動きがコントロールされます。 舌の周囲には、唾液を分泌する唾液腺(耳下腺、舌下腺、顎下腺)があります。 口腔内に食べ物が入ると同時に、唾液腺から唾液が分泌されます。奥歯で噛み砕かれた食べ物は唾液と混ぜ合わされ、舌などの働きによって、咽頭、食道へ送り込まれます。 舌の表面には"味蕾"という器官があり、味覚を感知しています。 食べ物の味は、舌にある「味蕾」という器官から大脳へ伝達されます。 味蕾では味孔(小さな孔)にある微絨毛という突起が食物の味を感知し、電気信号に変換して感覚神経から大脳の味覚野へ送ります。 大脳では、「甘い」「苦い」「塩辛い」「すっぱい」のみならず、「うまい」も判断しています。 歯には表面に露出している部分と、歯肉(歯茎)で隠れている部分があります。 見えている部分を歯冠、隠れている部分を歯根といいます。また、歯根を支えているのが歯槽骨と呼ばれる部分です。 歯冠の表面は、硬いエナメル質であり、歯冠全体をコーティングしています。一方、歯根の表面は、骨と同じセメント質で覆われています。 エナメル質やセメント質の内側は、やや柔らかい象牙質という組織でできています。 象牙質のなかには、象牙細管という細い管が走り、その奥に歯髄という神経や血管の入った組織があります。一般に〝神経〟と呼ばれるのは、この歯髄です。 歯には、食べ物を噛み切る"切歯"、食べ物を引き裂く"犬歯"、噛み切られた食べ物を細かく噛み砕く"小臼歯"と"大臼歯"という4種類の形があります。 これらの歯は、上顎、下顎それぞれ前歯を中心に、左右対称に並んでいます。 歯は、上下32本生えてくる人もいます。 そのうち、もっとも奥にある上下4本の第3臼歯は、通称「親知らず」と呼ばれる歯です。 親知らずは、約7割の人にしか生えてきませんので、通常は第3臼歯を除いた28本を永久歯として数えます。
呼吸器のしくみ
通常「のど」と呼ばれている部分は、口腔、鼻腔、食道上部の咽頭、気管上部の喉頭までを指します。 のどは、呼吸器官としては外気との出入口にあたり、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出するはたらきをしています。また、食べ物の通り道、声を出すための器官という複数の役割も担っています。そして、外気から取り込まれた空気は、喉頭からさらに気管の奥へ送られます。 気管は、のどと肺をつなぐ管状の部分で、軟骨と筋肉でできています。気管は下端が2本に分岐しており、分岐から先を「気管支」と呼びます。 気管支は、左右の肺まで続く主気管支、肺の中で細かく分岐する細気管支からなります。 肺は、脊椎、肋骨、胸骨でつくられた鳥かご状の胸郭で囲まれている、リーフ型をした袋状の呼吸器官です。左右の肺は対称ではなく、右肺は上葉、中葉、下葉の3つに分かれているのに対し、左肺は近くに心臓があることから上葉、下葉のみで、右肺に比べて小さめにできています。内部では、気管支、肺動脈、肺静脈がすみずみまでのびています。 呼吸器経路で運ばれてきた空気は、肺の中の呼吸細気管支と呼ばれるいちばん末端の気管支から、酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞まで到達します。