きり‐まく・る【切り捲る/斬り捲る】
[動ラ五(四)] 1 手当たりしだいに切る。「敵を切って—・る」 2 いろいろな側面から相手を論難する。また、いろいろな相手を論難する。「その著書で日本の政治家を—・る」
きり‐まわ・す【切(り)回す】
[動サ五(四)] 1 中心になって物事を処理する。また、巧みにやりくりする。「店をひとりで—・す」 2 物のまわりを切る。「髪を禿(かぶろ)に—・し」〈平家・一〉 3 あちらこちらを切る。また、...
きれ‐くち【切れ口】
1 物の切れた部分。切断面。「材木の—」「堤の—」 2 たんかを切ること。威勢のよい放言。「そのやうな—をきくが」〈洒・夢の盗汗〉
きれ‐じ【切れ字】
連歌・俳諧の発句で、句中または句末に用いて、句に曲折をもたせたり、特別に言い切る働きをしたりする語。終助詞や用言の終止形・命令形などが多い。「や」「かな」「けり」など。
きれ‐はな・る【切れ離る】
[動ラ下二] 1 切れて別々になる。「理不尽者が切った時、—・れぬ用心ぢゃ」〈咄・鹿の子餅〉 2 思い切る。「—・れたる行き方はさすが所に住めばなり」〈浄・阿波鳴渡〉
きれ‐はなれ【切れ離れ】
1 思い切ること。あきらめ。きりはなれ。「—よく向を変えて右の坂をすたすたと上りはじめた」〈鏡花・高野聖〉 2 気前。金ばなれ。きりはなれ。「尤も商人(あきんど)で—が良く相談(はなし)は早解り...
きれ‐もの【切れ物】
1 物を切る道具。刃物。 2 よく切れる刀剣。「みづからの刀の—なる由をいひしを聞きて」〈折たく柴の記・上〉 3 品切れのもの。「当年は柑子(かうじ)が—ぢゃほどに」〈虎明狂・柑子俵〉
きん‐と【筋斗】
《「筋」は木を切る道具。柄が軽くて頭が重く、よく斗転(回転)するところから》とんぼ返りをすること。
ぎ‐ぜつ【義絶】
[名](スル) 1 親子・兄弟など、肉親との関係を絶つこと。「(親ヤ親類ノ)みんなに—されたって構わない積りでいるんですから」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉 2 ㋐律令制下で、夫婦の縁を切ること。 ㋑中世で...
く【区〔區〕】
[音]ク(呉)(漢) [訓]まち [学習漢字]3年 1 細かく仕切る。「区画・区分・区別」 2 ある目的で区切った地域や範囲。「海区・学区・管区・漁区・教区・地区」 3 行政区画の一。「区長・区...