きり‐ばん【切り盤】
俎板(まないた)のこと。「ちょっきり—百人前を夢の間に仕立てすまして」〈浄・嫗山姥〉
きり‐ばん【切(り)番】
順番・順位などの数が区切りのいい値であること。 [補説]10000番や10万番など、多くは末尾の数桁が0である数を指すが、1234や7777といった、数字が連続する番号やぞろ目になっている番号を...
きり‐ひなわ【切(り)火縄】
適当な長さに切った火縄。火縄銃に点火したり、タバコに火をつけたりするほか、時間を計るのにも用いた。
きり‐ひら・く【切(り)開く】
[動カ五(四)] 1 切って中を開く。「封を—・く」 2 (「切り拓く」とも書く)山を崩したり荒れ地を開墾したりして、道路・宅地・田畑などにする。「丘を—・いて宅地にする」 3 敵の囲みを破って...
きり‐ひろ・げる【切(り)広げる】
[動ガ下一][文]きりひろ・ぐ[ガ下二]切り開いて中を広くする。「堀を—・げる」
きり‐び【切(り)火/鑽り火】
1 ヒノキ・モミなどの堅い材に細い丸棒をもみこみ、その摩擦熱でおこす火。 2 火打ち石と火打ち金(がね)を打ち合わせておこす火。 3 旅立ちや外出などの際、火打ち石で身に打ちかける清めの火。「—...
きり‐びしゃく【切り柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯を汲み出したあとの柄杓の置き方の一。柄を親指と人差し指の間に置き、その掌(てのひら)をからだと反対側の向きに開いて釜に置く。→置き柄杓
きり‐びと【切り人】
主君の寵愛(ちょうあい)を受けて権勢を振るう人。切り者。切れ者。「院の—して、やうやうに讒奏(ざんそう)せられ候ふなれ」〈平家・八〉
きり‐ふ【切斑/切生】
鷲(わし)の尾羽で、白と黒のまだらがあるもの。矢羽根に用いる。まだらの大小や濃度によって大切斑・小切斑・薄切斑などがある。
きり‐ふ【切符】
1 租税などの割り当てを記した文書。年貢・公事の支配状。 2 ⇒割符(さいふ) 3 和船建造で、所要部材の寸法や数量などを詳細に記した書。