しばがき‐おどり【柴垣踊(り)】
江戸初期に流行した踊り。柴垣節に合わせて、からだをくねらせ、手や胸を打ちながら踊ったもの。
しばがき‐ぶし【柴垣節】
江戸初期の俗謡。承応・明暦年間(1652〜1658)ごろに流行。もとは北国の米つき歌とも、山の手の奴(やっこ)たちの踊り歌ともいう。
しまい‐ばしら【仕舞柱】
近世初期の芝居小屋で、舞台端の柱のこと。ひいきの客から俳優に贈られた花(祝儀)などを挿しておいた柱。能舞台の目付柱(めつけばしら)にあたる。
しまだ‐まげ【島田髷】
日本髪の代表的な髪形。前髪と髱(たぼ)を突き出させて、まげを前後に長く大きく結ったもの。主に未婚女性が結う。花嫁の文金高島田をはじめ、締付島田・投げ島田など多くの種類がある。江戸初期、東海道島田...
しみん‐びょうどう【四民平等】
明治初期、維新政府が江戸時代の士農工商の身分制を廃止したときのスローガン、あるいはそのための一連の政策。これによって身分をこえた婚姻や職業・居住の自由などが認められた。
しもうさ【下総】
旧国名の一。現在の千葉県北部と茨城県の南部にあたる。かつては葛飾(かつしか)郡全域を含んだが、同郡の太日川(ふといがわ)(ほぼ現在の江戸川)以西は江戸時代初期に武蔵国に移された。しもつふさ。
しゃ‐えい【写影】
1 物の形を写すこと。また、写された影。 2 写真をいう明治初期の語。「錦画を見る者あり。—を窺う者あり」〈川井景一・横浜新誌〉
しゃ‐かい【社会】
《英語 society の訳語として「社会」を当てたのは、明治初期の福地桜痴(源一郎)である》 1 人間の共同生活の総称。また、広く、人間の集団としての営みや組織的な営みをいう。「—に奉仕する」...
しゃく‐はち【尺八】
1 管の上端を斜めに削り取って作った歌口(うたぐち)に直接唇を当てて吹く縦笛。普通は竹製。中国で唐代初期に創作されたという。日本には古代尺八・一節切(ひとよぎり)・普化(ふけ)尺八などがあるが、...
シャモ【軍鶏】
《シャムロから》鶏の一品種。首が長く、くちばしが鋭い。足は太く、大きなけづめをもつ。闘鶏に用いられ、現在は肉用ともする。名は江戸初期にシャムから渡来したことにちなむ。シャムロ鶏(けい)。ぐんけい。