あい‐さつ【挨拶】
[名](スル)《「挨」は押す、「拶」は迫る意で、本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すこと》 1 人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼にかなった動作や言葉。「—を交わす...
あい‐べつ【哀別】
[名](スル)別れを悲しむこと。また、悲しい別れ。「—の情」
あいべつり‐く【愛別離苦】
仏語。八苦の一。愛する者と別れる苦しみ。
逢(あ)うは別(わか)れの始(はじ)め
《白居易「和夢遊春詩一百韻」の「合うは離るるの始め」から》会った人とはいつか必ず別れなければならない。無常のたとえ。
あかつき‐の‐わかれ【暁の別れ】
女の家に泊まった男が、暁に別れて帰ること。「あな、苦しや。—や」〈源・総角〉
あか・る【別る/散る】
[動ラ下二]ちりぢりになる。ばらばらに別れる。「人々—・れて、宿求むる」〈更級〉
あ‐が【吾が】
[連語]《一人称の人代名詞「あ」+格助詞「が」》 1 《「が」は主格を表す》私が。「一世(ひとよ)にはふたたび見えぬ父母を置きてや長く—別れなむ」〈万・八九一〉 2 《「が」は連体格を表す》私の...
あき‐や【空き家/空き屋/明き家】
1 人の住んでいない家。あきいえ。 2 俗に、女性が恋人や夫と別れて独り身であることをいう。 [補説]書名別項。→空屋
あけ‐の‐かね【明けの鐘】
明け六つ(午前6時ごろ)に寺で鳴らす鐘の音。 (明の鐘)長唄。恋しい男との別れを惜しむ女心をうたったもの。手ほどきの曲として用いられる。
あし‐まとい【足纏い】
[名・形動]足に物がからみついて自由に動けないこと。また、そのさま。転じて、邪魔になる物事や人。「独身(ひとりみ)になれば、何うしようと、—がなくなって結句気楽じゃありませんか」〈近松秋江・別れ...