べち‐のう【別納】
寝殿造りで、母屋(おもや)から離れて建つ建物。物などを納め、住居ともした。「—の方にぞ、曹司などして人住むべかめれど」〈源・夕顔〉
べっ‐か【別火】
神職などが日常用いる火による穢(けが)れを忌んで、神事・祭事に際して炊事の火を別にすること。また、服喪にある者などが穢れを他にうつさないように炊事の火を別にすること。べつび。
べつ‐び【別火】
⇒べっか(別火)
べっ‐か【別科】
本科のほかに設けた教育課程。
べっ‐かい【別解】
別の解答。別の解釈。「数学の問題の—」「俳句の—」
べっ‐かく【別格】
定められている格式に拘束されないこと。特別の取り扱いをすること。「会社で—の扱いを受ける」
べっかく‐かんぺいしゃ【別格官幣社】
旧制度の社格の一。官幣小社と同じ待遇を受けた神社。湊川(みなとがわ)神社をはじめとし、国家に功績のあった人をまつる。
べっかく‐じ【別格寺】
寺に与えられる地位の一。特別の取り扱いを受ける寺。
べっかく‐ほんざん【別格本山】
本山に準じた待遇を受ける、特別な格式をもつ寺院。
べっ‐かん【別巻】
全集で、本巻のほかに付け加えられた巻。