さし‐ざお【差し竿/刺し竿】
小鳥をとるために、先のほうに黐(もち)をつけた竿。鳥さし竿。
さし‐たび【刺(し)足袋】
細かく刺し縫いにした足袋。また、その足袋を縫うこと。うね刺し足袋。
さし‐ちがえ【刺(し)違え】
刃物で互いに相手を刺すこと。比喩的に、自分も損する代わりに相手にも損をさせる意にも使う。「—を覚悟の行動」
さし‐ちが・える【刺(し)違える】
[動ア下一][文]さしちが・ふ[ハ下二] 1 互いに刃物で刺し合う。「—・えて死ぬ」 2 自分を犠牲にして相手に損害を与える。「社長と—・える覚悟で臨む」
さし‐つぎ【刺(し)継ぎ】
布地の弱った部分を同質・同色の糸で、こまかに刺して補強すること。
さし‐つらぬ・く【刺(し)貫く】
[動カ五(四)]刺して向こう側まで突き通す。刺し通す。「槍(やり)で—・く」
さし‐とお・す【刺(し)通す】
[動サ五(四)]先のとがったもので反対側まで穴をあける。また、その穴にひもなどを通す。「針を—・す」「束ねた原稿にひもを—・してとじる」
さし‐と・める【刺(し)止める】
[動マ下一][文]さしと・む[マ下二] 1 突き刺して動かないようにする。「カレンダーを画鋲(がびょう)で—・める」 2 突き刺して殺す。「—・めんと琫(こひぐち)くつろげてまもり居たるに」〈読...
さし‐ぬい【刺(し)縫い】
1 布を何枚も重ねて、針を一針ずつ刺して縫うこと。 2 日本刺繍(にほんししゅう)で、模様の輪郭の刺し目はそろえ、中は針目をそろえないで長短交互に刺し埋める刺し方。
さし‐ばえ【刺蠅】
双翅(そうし)目サシバエ科の昆虫の総称。小形のハエで、灰黒色、背に黒色の条紋がある。口は針状。牛馬に集まり吸血する。《季 夏》