とこ‐やま【床山】
1 歌舞伎などで、興行中楽屋に詰めて、俳優の使用するかつらの結髪・修理・保管その他一切を扱う人。昔は俳優自身の髪を結った。 2 相撲で、力士のまげを結うことを業とする人。
とし‐より【年寄(り)】
1 年をとった人。高齢の人。老人。 2 武家時代、政務に参与した重臣。室町幕府の評定衆・引付衆、江戸幕府の老中、大名家の家老など。 3 江戸幕府の、大奥の取り締まりをつかさどった女中の重職。 4...
とちぎやま‐もりや【栃木山守也】
[1892〜1959]力士。第27代横綱。栃木県出身。本名、中田守也。旧姓、横田。筈(はず)押しの名人で、大正5年(1916)には太刀山(たちやま)の連勝を56で止める快挙を成し遂げた。優勝9回...
とちにしき‐きよたか【栃錦清隆】
[1925〜1990]力士。第44代横綱。東京都出身。本名、中田清。旧姓、大塚。優勝10回。引退後、年寄春日野(かすがの)。→第43代横綱吉葉山 →第45代横綱若乃花
とちのうみ‐てるよし【栃ノ海晃嘉】
[1938〜2021]力士。第49代横綱。青森県出身。本名、花田茂広。優勝3回。引退後、年寄中立(なかだち)を経て春日野を襲名。→第48代横綱大鵬(たいほう) →第50代横綱佐田の山
とり‐てき【取的】
力士の最下位の者の称。
とり‐まわし【取(り)回し】
1 身のこなし。立ち居振舞い。「背恰好から—、声は全然(まるで)違うがね」〈紅葉・多情多恨〉 2 とりなし。処置。「何んな人間に対しても—の上手なお前は」〈近松秋江・疑惑〉 3 力士のまわし。「...
どう‐たい【同体】
1 同じからだ。一体であること。「一心—」 2 相撲で、両力士が同時に土俵上に倒れたり、土俵外に出たりすること。取り直しとなる。
どざえもん【土左衛門】
《ふくれあがった水死体を、享保(1716〜1736)ころの江戸の力士成瀬川(なるせがわ)土左衛門の色白の肥満体に見立てて言いだしたものという》おぼれて死んだ人のからだ。水死体。
どひょう‐いり【土俵入り】
力士が土俵上で行う儀式。横綱土俵入り(手数(でず)入り)と、幕内・十両力士の土俵入りとがある。元来は神に祈る儀式であったが、近年は顔見せ、勢ぞろいの意となった。