まんせい‐きょぜつはんのう【慢性拒絶反応】
肝臓・心臓・腎臓などの臓器移植後、数か月から数年で起こる拒絶反応。血流障害・感染・血管の異常・薬剤など、さまざまな要因で生じる。進行すると、移植臓器の動脈硬化・血流障害・線維化が進む。→急性拒絶反応
まんせいけっせんそくせんせい‐はいこうけつあつしょう【慢性血栓塞栓性肺高血圧症】
器質化した血栓によって慢性的に肺動脈が閉塞し、血液が流れにくくなって、肺高血圧症となる病気。体を動かすときに、呼吸困難・易疲労感・動悸(どうき)・胸痛・失神などの自覚症状がみられる。特定疾患の一...
まんせい‐こうまくかけっしゅ【慢性硬膜下血腫】
軽度の頭部打撲から数週間から数か月の間に、硬膜と脳の間に血液が溜まっていく病気。高齢者の男性に多い。外傷以外に、アルコールの多飲・動脈硬化などで発症する場合もある。血腫の増大にともなって、頭痛・...
まんせいへいそくせい‐どうみゃくこうかしょう【慢性閉塞性動脈硬化症】
動脈硬化のため慢性の血流障害を起こす疾患。足先に冷感やしびれがあり、歩行時に痛みが起こる。進行すると安静時でも痛み、歩行が困難になり、重症になると下肢の壊死にまで至る。先進的な治療法として、末梢...
みゃく【脈】
[音]ミャク(呉) [学習漢字]5年 1 血液の流れる管。「脈拍/気脈・静脈・動脈」 2 脈拍。「脈動/死脈・平脈」 3 漢方で、気血の通う道。つぼを結ぶすじ道。「督脈・任脈」 4 筋をなして連...
みゃく‐う・つ【脈打つ/脈搏つ】
[動タ五(四)] 1 心臓の鼓動に合わせて動脈が振動する。「規則的に—・つ」 2 内部で力強く活動を続ける。「平和希求の精神が—・つ」
みゃくなし‐びょう【脈無し病】
大動脈に炎症が起こり、内腔が狭くなって血液が流れにくくなるため、手などの脈が触れなくなる病気。眼底血圧の低下やめまい・高血圧などの症状もみられる。若い女性に多い。高安(たかやす)病。大動脈炎症候群。
みゃく‐は【脈波】
心臓の拍動に応じて伝わる末梢血管の圧変化または容積変化を測定したもの。動脈硬化の程度を調べるPWV検査で用いられる。
みゃく‐はく【脈拍/脈搏】
心臓が規則的に収縮して血液が押し出されるたびに動脈に伝わる周期的な運動。体表面近くを走る動脈、特に手首の親指側を走る橈骨(とうこつ)動脈に指で触れて知ることができ、成人で1分間60〜100拍。脈。
メタボリック‐シンドローム【metabolic syndrome】
内臓の周囲に脂肪がたまり、それに加えて高血糖・高血圧・高脂血・高コレステロールの症状のいくつかを複数併せもつ状態。放置すると、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞などを起こす。メタボ。メタボリック症候群。...