と‐けつ【吐血】
[名](スル)食道・胃・十二指腸などから出血した血液を嘔吐(おうと)すること。吐いた血の色は褐色がかっている。→喀血(かっけつ)
ふく‐すいかん【副膵管】
膵管の途中で主膵管から分岐し、主膵管が開口する十二指腸乳頭よりも2〜3センチ上方にある副乳頭で十二指腸に開口する細い管。
ふん‐せんちゅう【糞線虫】
熱帯・亜熱帯地域に広く分布する寄生虫。土壌中にいるフィラリア型の幼虫が皮膚を貫通して侵入し、十二指腸や小腸上部で成虫となる。腸管内で孵化した幼虫の多くは糞便とともに排出される。→糞線虫症
ふんせんちゅう‐しょう【糞線虫症】
熱帯・亜熱帯地域に広く分布する糞線虫という寄生虫による感染症。土壌から経皮感染し、十二指腸や空腸の粘膜に寄生する。放置すると自家感染を繰り返し、敗血症などの重篤な症状を起こすことがある。
ヘリコバクター‐ピロリ【Helicobacter pylori】
胃の幽門部にすむ一種の細菌。ウレアーゼをもち尿素を分解して酸性環境でも生息できる。胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍・胃癌(いがん)などの原因菌として注目されている。オーストラリアの医師B=J=マ...
ゆう‐もん【幽門】
胃の末端の、十二指腸に接し細くくびれている部分。輪状の括約筋があり、通常は閉じているが、胃内の食物の状態により開いて腸に送る。
ゆうもん‐はんしゃ【幽門反射】
胃や十二指腸の内側に刺激が加わると、幽門を開いたり閉じたりする反射。胃の内容物を十二指腸に送り込むはたらきをもつ。